主人公こと宮岸 然(みやぎし ぜん)はある日、どしゃ降りの雨の中、一冊の本と出合う。その本は「三核」という、「無」に最も近い存在の素のことが書かれた真理の本。然はその本を拾わなかった。なぜなら、拾う必要がなったからだ。しかし、いつしかその本
は「魔女」の手によって消去される。だが、「三核」のことが書かれた本を守っていた神が魔女に言う。
「本は消えても記憶は残る」と。そして魔女が言う。
「なら、その記憶も灰とかしてやろう」と。
上を見れば空があるのが普通だ。下を向けば地面があるのが当たり前だ。
普通や当たり前で、満足してないか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-01 22:38:29
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会話率:17%