「なんかさぁ、伝説の男になりたい。」
そう呟いたあの頃の俺は、きっとマジの方で。
最近巷を騒がすそいつは、平成最大の怪盗 《怪盗吉三》
その美しさは見るもの全てを魅了し、華麗に、大胆に今宵も財宝を奪いにくる。
人が満たされる瞬間とは何か
。 金か。 女か。
人が求める欲が溢れでた瞬間、人が最も醜く輝いた瞬間、怪盗吉三は根こそぎ全てを、奪いに来る。
「さぁ、今夜も始めようか。人がつくり出す、欲の芸術品だ。」
怪盗吉三、今宵も華麗に参上。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-21 16:09:59
3443文字
会話率:34%