魔王を倒した伝説の勇者。
その勇者が冒険の途中まで来ていた父の形見ともいえる鎧。
魔王軍四天王との戦いで勇者の身代わりとなり砕け散った鎧。
その鎧は勇者の叔父の手によって全身鎧へと作り変えられ、とある貴族の三男坊へと受け継がれた。
だが、三
男坊はダンジョン内で死亡してしまう。
それから幾星霜の月日が流れ。
鎧はモンスターとして復活した。
だが、記憶があいまいで昔のことを思い出せない鎧。
鎧に残された断片的な記憶から今はなき勇者の後を追う為に彼は旅立つことを決意する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-27 20:29:00
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会話率:12%