極刑直前の聖女に転生してしまった私に、毛むくじゃらの手を差し伸べられる。
「俺なんかが申し出るなんて、許されないことかもしれませんが、もし手を取ってくださるなら、一生あなたをお守りしましょう」
『野獣なんかに嫁入りする辱めを受けるくらいな
ら、極刑を受け入れます!!』
これが正解のはず。
「かわいい……」
「え?」
これは、大きな体のわりに自信がないモフモフ旦那さまに、追放聖女が溺愛される物語。
※ 旦那さまは、先祖返りなので呪いが解けたりしません。かわいいと言うより、熊で野獣な見た目で、王子様にはなりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-29 07:49:40
33536文字
会話率:40%