「貴様、私の剣を打て!」「こ と わ る 」――。
『ハーフィンガルドの野獣』の異名を持つ大陸最強クラスの脳筋チビ女騎士、アシュリー・フェリシティア・ポポロフの特技は「剣をへし折ること」。如何なる素材で剣を作っても、馬鹿力の彼女が一度振る
えばポキポキマジック。あまりに多くの剣をへし折りすぎ、国の財政を傾けた責任を咎められ、アシュリーは遂に謹慎処分になってしまう。
ただでさえ『闇夜の辻斬り魔』という怪人が城下を騒がせている今、謹慎だなんてとんでもない――! いても立ってもいられないアシュリーは、偏屈でものぐさな野鍛冶屋『キュクロプス工房』のベリックのもとを尋ね、自分専用の剣を打つ専属鍛冶師になれと脅迫するのだが、逆に鍛冶屋におニューの剣をへし折られてしまった上、代わりに貰った剣は何故か剣ではなくバールで……。
女騎士×ガチ鍛冶という『スローライフ(Throw (away) life)』モノです。ゆっくり読んでくださいね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-10 19:40:19
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会話率:49%