この世界には精霊という聖なる存在が存在し、その精霊は夢と希望を持っていた死にかけの女の子の願いを叶えてくれる。そしてそれは自らが天使になることが条件である。
そんな信憑性のない都市伝説が囁かれている町、それが光が峰である。
そして白石美
空もその都市伝説を信じている少女のうちのひとりだった。
彼女は昔から病弱で、いつも回りに助けられていたので、天使となって自分も人助けがしたかったのだ。
美空のそんな願いは叶い、美空は余命3日のところで実際に都市伝説を目にするのだった。
「白音美空、きみの願いはなんだい?」
現れた真っ黒な精霊にそう聞かれ、美空は天使となる契約を結ぶ。
しかし天使という存在には思わぬブラックなルールがあったのだった。
「こんなの天使じゃない!」
思わぬギャップに悩む、普通『だった』中学生美空とその仲間たちが送る、綺麗で、そして歪んだ世界でのおはなし。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-03 00:26:22
2230文字
会話率:14%