「お前、俺がいないとダメなんだから黙ってそばにいたらいいだろ」
「きみは僕から、離れていったりしないよね?」
「どうやら、お嬢様はお仕置きが必要なようだ」
「…あんた以外何もいらない」
「ほんっと、先輩ってむかつくぐらい鈍感だよね」
「なん
だ、この僕から逃げられると思ってたの?」
「いや、結構です間に合ってます離れてください」
入学式の鐘の音で、前世の記憶を思い出した少女カレン・ヴェルディは、ここが乙女ゲームの世界「ラブ・キス~永遠の愛を~」通称「ラブキス」であり、自分はBAD ENDしか用意されていない悪役令嬢だと気づく。しかもこの乙女ゲームをプレイしたことがないことに気がついた彼女は、とにかく自分が助かるため、攻略者たちに関わらず、ヒロインと友達になろうとするが…どうして、どうしてこうなった!と、悩みながらも懸命にヒロインとお友達になろうとする話です。
※主人公のお口が少々悪いです、苦手な方お気をつけください。
※なんでもゆるせる寛大な心で読んでいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-07 23:38:39
21707文字
会話率:31%