バレンタイン前夜 小説家になろう　作者検索

浮かれて浮かれて想いの前夜祭。 あなたの顔が見たいの……。

えっ？もう、当日ですよね？

バレンタイン前夜。妹・深雪《みゆき》のチョコレート作りを手伝う吹雪《ふぶき》。妹の恋を応援する彼女は、自分のチョコレート作りは封印している。それは高校時代のある思い出が、彼女の心に影を落としているためだった。

付き合って7年目ーー。 ある日彼の良からぬウワサをあたしは耳にする。ひねくれて、ささくれてビターチョコのようになったあたし。バレンタイン前夜、あたしと彼はどうなるのかな？

中学二年の砺波は、姉に付き合わされ、和幸の兄のもとを訪れることに。ちょうど、バレンタイン前夜。チョコの行方について、広幸に探りをいれられるが……。 ＊『終焉の詩姫』の番外編です。バレンタイン記念小説……と思って書き始めてみたものの、別の話になっちゃいました。私が個人的に書きたかった話になっています。 砺波視点で、中学時代、和幸と砺波のカインになりたてのころのお話です。和幸の兄、広幸の秘密がちょろっと明かされます。折りたたむ>>続きをよむ