この物語に題名などいらない。というよりも、題名が浮かばないのだ。
事実、この小説を書いている僕がこのような感じなのだ。誰にも題名など書けないのさ。
それに、あらすじも特にはない。大雑把に言ってしまえば。
最強を倒すために奮起した僕『鑑
継軸(みつぎまわり)』と『日暮夕焼(ひぐらしゆうやき)』という一度伝説となった幽霊による戦い。
これだけ見ればなんとも、気になる様な気にならない様なあらすじなのだが。
結局のところ皆の期待するようなオチはない。
ただ、なぜこんな小説を書いたか。そんなのは簡単だ。僕にとって最初で最後の大きな物語であり小さな戦いだったから。
この話には夢も希望もない。見ることによって、感動するか。笑うか。怒るか。幸せになるか。
そんなこと、僕にはわからない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-06 21:17:56
27695文字
会話率:33%