詩人が語るは神話のお話。かつて満ち溢れていた黄金の時代のお話。
かつて世界を覆いつくすほどの人が存在した。ありとあらゆるものが繁栄し、平和な時代を築いていた。
そんな世界に、悪魔は目を付けた。
彼らは自身の力を黒い巨人に、ディ
アブロに変えて黄金の世界を侵攻した。
争う力を持たぬ人々はディアブロに襲われ、多くが命を落とした。そして誰か天に祈りを捧げた。
―――おお、神よ。これが試練だとしたらあんまりです。誰かなにとぞお助けを。
その誰かの祈りは天に通じた。
祈りを捧げた物の前に現れたのは白の巨人が織りなす軍勢、名を訪ねるとアルビオと名乗った。
巨人は語る。
―――我々の宿るこの依代に、あの悪魔を完全に打倒するだけの力はない。だが、人の力を借りればあるいは。
そう告げて、自身の体の内に人を乗せた。
―――我々はこの依代である体の使い方を知らぬ。だから依代の体を見事操ってあの悪魔を打ち果たすのだ。我々はそのための剣となろう。
軍勢の巨人であるアルビオは、人の力を借りてディアブロに立ち向かった。一人では敵わない敵に対し、人の力を借り軍勢の力を束ねて立ち向かった。
そうして、幾年の間を戦いに明け暮れ、悪魔の力の本体を世界から打ち払うことに成功した。
―――我々と人の勝利だ。誇れ人よ。我らはこの依代から去ることにする。
そうして、黄金の時代は崩壊し、その破片は銀色の砂へと変化し、世界に降り積もった。
降り積もった砂がアルビオの依代を覆いつくし、銀色の大地が出来上がった。
舞い上がる砂は、かつてのアルビオの依代が、悪魔の侵攻を防ぐための結界として世界を包み込んだ。
―――そうして出来上がった銀色の砂が世界を包みこむ、誰が言ったか銀砂の時代。
神話の時代は終わり、再び人の時代になったのである。
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・このお話は、現代世界の秩序崩壊後、魔物と戦う巨大人型兵器の整備兵を目指して、なぜか戦闘任務に就かされる主人公のどうしてこうなったなお話です。
※不定期連載予定となっております
※内容に関し、思うところがあり、作品再構成のため一時凍結をします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-03 23:00:00
20187文字
会話率:42%
気がついたら赤ん坊!?なぜか異世界に転生した元大学生の男は混乱するもアッサリと開き直って新たな世界でアオイ・ルメルシエとして生を謳歌する……はず。
アオイ「え?”はず”って何さ!?」作者「仕様です(笑)」アオイ「っ!!!」
SF似非ファンタ
ジー”アナタは異世界で何をする?”が今ここに始まる……。
追記。メイドさんが多く出るハーレムなのにえっちくもなければチラリもない。彼女達が戦えば手足が吹き飛び胴は千切れ頭蓋が割れる。戦場にはアカイ血が吹き荒れて狂気が舞い降りる。*注意*服が破れてポロリ=多くが命的な何かが堕ちるのが当作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-08 23:02:03
682594文字
会話率:43%