主人公の望月卯乃は高校2年生。この主人公に真夏の天日干しのような、からっとした明るい前向きな主人公像を期待してはいけない。彼女は、梅雨の室内干しのような、じめじめした暗い後ろ向きな性格で、人生、できるだけトラブルは避け、楽をして生きてゆきた
いと心から願っている。
そんな性格なので、親友と呼べるような友達もおらず、クラスメートの3人組。猿渡花子、犬飼風美、鳥居翼に、いつもいじめられている。特に学級委員長の猿渡花子は、望月卯乃を眼のカタキにしており、スキあらば細かい意地悪をくりだす。
また、望月卯乃の実家は和菓子屋さんで、勉強そっちのけで家の手伝いをさせられている。そのため成績は常にクラスで最下位かその次。
そんなある日、望月卯乃の目の前に、一つ目のかわいくないウサギが現れる。ウサギは卯乃に卯の化身となって鬼と戦えるチカラを与える。
しかし卯乃が真っ先に思いついたのは、そのチカラを使って、いじめっ子に仕返しをすることだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-16 18:01:33
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会話率:1%
この小節は、無言ダンテさまが企画された「Smile Japan」企画のために書いたものです。誰でも気軽に読めて楽しい内容になっています。
東日本大震災で大変な思いをされた方に、ひと時の気晴らしにでもしていただけたら幸いです。
最終更新:2011-03-23 21:42:23
6868文字
会話率:34%
世の中にはいろんなお仕事がございますが、中にはかわった仕事を生業としている方もいらっしゃいます。
この男が売り歩くもの、それは「衝撃」でございます。
つまらない、平穏無事な日常に一振りのスパイスのような衝撃を、あなたもおひとついかがでしょう
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-01 16:06:57
31752文字
会話率:31%