とある少年が死んだ。ここでない何処か。今よりも優れた自分を夢想する、ただの少年が。
されど、彼の物語は死より始まりを告げる。
神々より与えられた平凡な器に余る力と願望を携え、異なる世界の惨劇の地へと降り立った。
己の思い違いを痛感しながら、
宿ってしまった力の責任と向き合う為に、少年は迫る運命に拳を振るう。
これは始まりの物語。神々より力を授かった英雄の第一歩。
御照覧あれ。ただの少年が英雄へと踏み出すその姿を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-21 23:00:00
2552文字
会話率:2%