ある日、あまりにも呆気なく、宮古雛㮈は死んだ。光の中を突き進み、“目覚めた”場所は、どうやら異世界のようで…? 王様に利用価値を期待された雛㮈は、カーダルという青年の屋敷で住む(監視される)ことになったのだが、どうも彼は雛㮈に友好的では無
いらしい。お先真っ暗。味方はゼロ。果たして、ハッピーエンドの材料はどこにある? ◆主人公はチート能力を持っていますが、万能ではない上、自他共に認識していません。◆序盤は会話すらままならず。徐々に糖度が増す…予定。R15は念の為。◆一話一話が短めです、ご了承ください…!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-13 13:14:41
243267文字
会話率:48%
「勇者様!」
「うるさい!私は忙しいの!」
「そんな、勇者様しかいないんです!」
「だから、私は勇者になった覚えも記憶もございません!」
ある日、若い男と出会った。そして何故か勇者にされた。いやいやいや、何でそうなるの?私の人生は私だけのも
の。夢だってあるんだから誰にも邪魔なんてさせない。でも魔王を倒さないと未来が…って、本当にムカつく!面倒事押し付けてくれちゃって!私は私の人生を真っ当に生きるため、その魔王を視察しに…え?倒さなきゃ駄目って?もうやだ、勉強させて…。
「勇者様、早く行かないと魔物が…」
「黙って。今勉強中だから」
「ベンキョウなんかより、早くしませんと街に被害が…ゆ、勇者様、苦し、い…!」
「黙ってねーとこのまま締め落としてその首落とすぞコラ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-18 06:17:36
11595文字
会話率:46%