各国の代表者達が集まったその日。
『転送機』で事故が起きた。
激しい光と轟音が鳴り響き、建物は崩れ落ちる。
瓦礫に埋もれたその中心部に彼はいた。
血まみれではあるがどうにか生きているらしい。
国の威信をかけた治療によって彼は一命を取り留めた
。
そして目を開き、こう呟くのだ。
『俺は誰だ?』
<自分を探す旅>は<自分を見失う旅>でもある。
どうして彼は"こう"なのか。
どうして"獣耳少女"がいるのか。
そして
どうして世界がーー終わるのか?
絶望と慟哭に塗れた彼の旅、その終着点はどこにあるのだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-26 03:52:07
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会話率:34%