第七五六系、恒星シタールタを中心に公転している“惑星メカニカ”。
この星で生まれ育った青年キラはあるとき、“翡翠の渦”という事故に巻き込まれ知らない星に飛ばされてしまう。
キラは飛ばされてしまった星で、宇宙をある目的のために旅しているという
ニジノタビビトに出会う。
ニジノタビビトは自分が誰であるのかを知らない。
ニジノタビビトは自分がどうしてカケラを集めて虹をつくっているのかを知らない。
ニジノタビビトは虹をつくる方法と、虹をつくることでしか自分を知れないことだけを知っている。
記憶喪失であるニジノタビビトは、虹を見るたびに何かが分かりそうで何かの景色が見えそうで、それでも思い出せないもどかしさを抱えたままずっと旅を続けている。
これは一人ぼっちのニジノタビビトが、キラという青年と出会い、共に旅をするお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-21 22:29:14
304298文字
会話率:41%
剣と体術に比類無き才を誇りつつも、それを秘する影深き楽士。その彼は、天下の名奏者と謳われた老師の下、かつて天才的なシタール奏者としてその名を馳せていた。今は放浪の身。その彼に、とある藩王から祝祭の演奏者の一人として依頼が来た。彼は、長い年月
その機会を待っていた。その真意は・・・。人の心にある光と闇が交錯する架空歴史物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-22 11:14:44
25598文字
会話率:10%