サモエドは困惑した。
雪深い山奥で同族とワイルドライフに勤しんでいたある日、ひょんなことから死にかけて、紆余曲折の末美少年に拾われるという幸運に恵まれたのだが。
「よし、石器を作ろう」
その美少年の様子がおかしかったのである。
白皙の
美少年から繰り出される予想外の言動! 振り回されるサモエドと周囲の人間!! どう考えてもチート能力を持っているのにそれを全く生かせていない問題児は、「俺の後ろに道ができる」と言わんばかりに道無き道をひた走る!!!
お願いだから大人しくしてて!!
周囲の願いなどいざ知らず、少年は今日も元気にゴーウングマイウェイ。
もう少年が楽しければそれでいい。サモエドが悟りの境地に至るのは早かった。
これは、かわいいサモエドちゃんとクールな少年が、世界中を冒険したり悪いヤツをやっつけたりする、スペクタクル冒険譚(※大意)である!!
※知ってるとちょっと面白くなる小話※
この小説は確定事項以外の諸々を大体ダイスロールで決めている折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-29 21:25:49
76106文字
会話率:38%