"竜に喰われてから幼馴染の様子がおかしい…"
―――その日、剣士アレンは一匹のドラゴンを討ち取った。
『れ、れんくん助けて……死にたくな―――(グチャッ)』
このドラゴンが"大好きな幼馴染を喰った&quo
t;あの日から十年、アレンは復讐のためだけに生きてきた。
「仇は討ったぜ……俺もそっちに逝く……」
瀕死の重傷を負った彼はドラゴンの腹上に寝転がり、そこで最期の時を迎えようとしていた。
そして、、、
『煩"い"って"い"ってんの"よ"ッ、この馬鹿ーッッッ!!!』
「へぶあっ!!!?」
突然"ドラゴンの腹を突き破って飛び出した幼馴染"にボッコボコにされるアレン。
『腹がすいたわ。早く食べ物持ってきなさいよ、このウスノロっ!』
「いや、もう誰だよお前!?」
ドラゴンに喰われて"人格が変わってしまった幼馴染"を元に戻すため、〈聖地〉へ向かうことを秒で決めたアレン。
しかし当の彼女は『火を噴く』『雷を落とす』挙句の果てには『時を止める』などやりたい放題で……
※この作品は「ノベルアップ+(https://novelup.plus/user/821433948/profile)」にも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-03 02:50:47
1893文字
会話率:48%