諸君、私は悲劇が好きだ。
最終更新:2018-05-03 17:48:22
2889文字
会話率:11%
自殺した兄の葬式を欠席した高校生・|富士谷明朝(ふじやはるかた)は
学校での火事に巻き込まれ
生と死の混乱、日常と非日常の混濁、
過去と現在の混在、超現実的な異形の美の展開
によって肉体と精神の危機に晒される。
危機の中において
我慢と沈
黙を信条としてきた明朝は
今まで無視してきた数々の大いなる問いと
否応なく直面し一つの『正義』を証明する。
これは限界状況への勝利を収めることで
他人と世界に心を開く一人の少年の物語であり、
その賛歌であり祭典である。
実存主義文学のライトノベライズがここに完成。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-19 13:12:16
99651文字
会話率:29%