昔々、とまではいかない昔。
神の国と魔族の住む国がありました。
お互い、人の願いを叶えるために存在しています。
神は人に助言を与え、魔族は人の願いを何でも叶えてあげます。
ただし、魔族は条件付きです。それは命だったり、人の何かだったり。それ
らを簡単に奪ってしまいます。
神は人が何かを成し遂げたときに喜びを覚えます。
魔族は人から何かを奪ったときに喜びを覚えます。
このお話は神の国を統べる神様の子、魔族を統べる大魔王の子、二人が織りなすちょっと不思議な物語。
大魔王は1人の子を産みました。
「この子を人間界に堕としてみよう」
気まぐれな大魔王は小さな我が子をポイッと人間界に捨てました。
一方、神様も1人の子を産みました。
「この子を人間界に送ろう」
憂いた眼差しで子をそっと人間界に置きました。
子どもたちは高校生にまで成長しました。
風巻悠馬と土端百華。
人ならざる2人が結ばれるまでのお話。
「ノベルアップ+」と同時更新しておりました。
ノベプラ 〈過去最高位〉
ジャンル
日間1位 週間3位 年間10位
総合
日間10位
※この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-13 22:23:05
195971文字
会話率:52%