『オレが特殊なんじゃない、お前等が忘れちまっただけで』
観点別学習状況の評価で無関心と判断された奇妙奇天烈な能力が
他の生徒に悪影響と小学4年で教壇の隅に席を移された。
中学生になってから劣等生の内申点を相対評価で底上げするため
徴収元に
使っていると担任に説明され、無気力になった。
2年の1学期が終わろうとしていた頃。
飄々と成績上位に居座る当て擦りなんだろう。
学級新聞コンクールのメンバーに抜擢される。
『学級新聞?子供の遊びとしか思えない
散々邪魔者扱いしておきながら… 』
教壇に据えられた席から一点を見据え考える。
その先に勉強熱心な少女の姿があった ―――
▼ 登場人物
【 主 人 公 】
おっぱい星からやってきた厨学校2年生。
ふこしふしぎな能力者。
【 良子さん 】
まじめでやさしい女の子、超能力者。
【 青木さん 】
主人公が大好きなかわいい妖精さん。
【 高橋くん 】 不良をしている正義の味方。
【 勇気くん 】 大柄だけど、どんくさい。
【 カズくん 】 お人好しの野球部員。
※観点別評価は手法や活用法が変わり、2002年から相対評価は絶対評価へ変更になりました。本文中の出来事は30年以上前の教育制度と時代背景に沿って書かれています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-15 01:35:53
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会話率:54%