「……お、おお、おおお?」
朝目覚めたおれは驚いた。いつものようにスマートフォンで自分の配信ページを確認したのだが、画面が真っ暗で何も映っていないのだ。
「おかしいな……」
おれは天井を見上げながら呟いてみた。理由がわからない。
再びスマートフォンを覗き込むが、配信ページは相変わらず真っ黒。ノーシグナルの状態だ。
おれは仕方なく、ベッド横に置いてあったインジェンスを腕に着け、部屋を出た。後ろには、配信用の小型ドローンがついてきているから、ドローン自体は問題なさそうだが、配信ページはやはり暗いままだった。
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最終更新:2024-10-03 11:00:00
5527文字
会話率:83%
〔アンラッキーマン〕 そう呼ばれる青年がいた。元は普通の人であったのに、祖父のせいで“不幸”を背負わなければならなくなった運命。 ―けれど、青年は誰も責めない。人間が呼吸をするように現実を受け入れるだけ。
最終更新:2011-07-10 02:46:01
13840文字
会話率:21%