メアリ女王といえば、我が国では名君として知られた人物である。それは没後50年が経過しても、その政策や人生に関する著書が未だに多数出版されている事実からもうかがい知る事ができるだろう。
―しかし、ここに一冊の奇書がある。『メアリ女王回顧録』と
銘打たれたその本には、女王本人が語ったとされる、常識では考えられない体験談が多数収録されているのだ。
今回は、その中でも特に奇妙な一編を物語として書き直し、紹介しようと思う―
※今作は「婚約破棄ウォリアーズ」の続編となる話です。婚約破棄成分強めになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-09 13:48:28
14667文字
会話率:48%