その宿屋は新区画にあるにしてはきれいで静かで、だからニキータはそこを宿泊先に決めた。
さる目標を抱いて訪れた王都で彼女が偶然に入った宿屋、その屋号を『銀の狐亭』。
……ただし、その宿屋は二号点で……
店主は十六、七歳ぐらいの、真っ白い獣人の
少女だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-19 00:09:54
16547文字
会話率:42%
『セーブ&ロードのできる宿屋さん』コミック6巻発売記念短編!
『百物語』。
建国の英雄が広めたとされる納涼の催しは五百年経った現在も貴族のたしなみとなっていた。
貴族令嬢(というか当主)ロレッタはその催しを開き他の貴族をもてな
すこととなったのだが、怪談のネタがなく、昔の仲間を頼ることにした。
集められた怪談は、予想だにしない恐怖と混乱を引き起こす。
この夏、あなたは真の恐怖を『思い出す』━━折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-17 20:40:22
3210文字
会話率:21%
『輝く灰色の狐団』解散によって生まれた軋轢と、組織を割って出た男の話。
お姫さま誘拐事件にまつわる、歴史の表に出ることのない裏話。
※この話は『セーブ&ロードのできる宿屋さん』のスピンオフです。
web版全部読んでても「こいつ誰?
」ってなる可能性があります。
コミック5巻発売記念に書きましたが、内容は5巻とそれほど関係ないです。
あと16000文字を1話に押し込んだので長いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-20 17:22:19
15044文字
会話率:25%