高校からの帰り道に見えた黒い煙と燃え盛る火。その方向は、俺ーー如月 隼人の家にあった。
野次馬と消防隊員が集まる我が家の前で立ち尽くし、玄関に向かって走り出す。
その後、入り口を塞がれ火傷を負った俺は体を貫かれ、人生の幕を降ろす事となった。
ある程度して、目を開けるとそこは知らない場所。
オズワルドと名付けられ、すぐに赤ん坊に転生した事を知ることとなる。
そして、数少ない友達を売られ、孤児院の闇を知り……。
「……能力適正、皆無。無能力者です」
孤児院で育ち、8歳になった俺に押されたのは無能の烙印。
ーーは……?
最早、殺意すら湧かなくなった、その日の夜。俺の人生の歯車は再び動き出し、人外へと進化する。
そして未知の世界へ旅立った。
……赤髪赤眼の少女と共に。
この物語は、覚醒した無能力者が最強に成り上がる。そんな在り来たりなストーリーです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-24 00:03:37
60053文字
会話率:25%