下須崎(しもすざき) 来栖(くるす)はいわゆるマジメ系クズであった。
ただただ働き搾取されるだけ生活が、異世界へと飛ばされることで一変する……はずだった。今度こそ好きなように生きてやる(具体的にはハーレムとか……)と意気込む彼。しかし、
唯一与えられたチートは言語能力のみ。どうにか呪印術師には成れたものの、貧乏生活から抜け出せずにいた。
そんなある日、クルスは依頼で訪れた森で一人の少女と出会ってしまう。相棒となった少女と共に戦うことで生活に余裕が生まれたクルスは、ついにハーレムを求め動き出すのだった。その相棒こそが、最大の障害となることなど知る由もなく……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-01 20:48:14
17598文字
会話率:36%