とある日、俺たち御上一家は異世界へと飛ばされた。……家ごと。しかも飛ばされた場所と言うのが、その世界の一国家を治める王の住む城の敷地で――。
訳も分からないまま一年の時が過ぎ、ファンタジー世界にも馴染んできた頃。俺――御上狛犬は剣士養育
学校へと入学することになる。そこで行われる『剣戟』という死闘――なんかではなく、ただのスポーツを学ぶ事になった俺は、元々ファンタジーや剣士に憧れて元の世界で痛い練習をしていた事もあって、上位の成績を修める。それに目を付けた生徒会長によって、俺は無理矢理生徒会に入れられて――。
……なんていかにもみたいな感じに言ったけど、ドデカい事件とかそんな事起こりません。普通にグダグダと日常を追っていくだけです。ファンタジー世界にやって来といてこの仕打ち、正直設定の無駄遣いじゃないですかね作者!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-14 16:52:06
27946文字
会話率:55%