魔法陣解析のスキルを持つという理由で幼少期に強制的に召し上げられた俺は、六年間ただひたすらに魔法陣の研究を行っていた。
解析していたのは、王家に引き継がれていた異世界召喚の魔法陣。
ある日、魔法陣の再現に成功するが、ランダムで召喚出
来たのはただの平民の子供達。二度目の召喚が難しいことを伝えると、責任をすべて押しつけられて無能扱いされてしまう。
結局、国外追放となった俺は子供達とともに隣国へ逃れることになるが、六年間ただひたすら複雑な魔法陣の解析を行った俺は様々な魔法陣を自在に使いこなせるし、召喚した子供達もなんだか優秀そうだ。
隣国でどこかの領主に仕えて、俺を無能扱いしたあいつらを見返してやる。
――の、プロローグ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-07 20:02:27
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