その世界は、数多ある複数の異世界の中でも、強力な力を持った存在が溢れていた。
そんな世界にある日、異質な力を持った人の子が生まれる。
獣人、ゴブリン、オーク、エルフ、魔人、竜人といった様々な屈強な種族が集まる世界において、生まれた人の子は
一見、貧弱なただの子供にしか見えなかったが、無限の可能性が秘められていた。
それに気付いたとある異世界の神は、「俺の世界に転移させちゃお」と、その世界の女神に無断で転移させ、自分の世界に蔓延る問題を解決させようとする。
それを知った他の異世界の神々も「え? じゃあワイも!」「あたしも~!」と、人の子を次々に転移させ、神々でも手の施しようのない問題を解決させ続けた。
この物語は、その人の子が本来いるべき世界の女神が、必死の思いで異世界の神々からその人の子を取り戻したところから始まる。
これは、知識がまるでないのに異世界の文化を取り入れて世界の平和を目指す、間違いだらけの物語。
――最強を超えた理不尽が、ただの人間として、念願の死を手に入れるまでの物語である。
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https://twitter.com/konekodayo00折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-13 01:47:16
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