八津啓介は鬼に魅入られ呪われていた。内なる鬼は破壊を求む。加虐衝動。彼はそれに悩まされている。好きな人ほどそれは強くなり壊したくなるそんな性癖。いや、呪いか。
だから、彼は誰とも親しくならず、親や大好きな幼馴染の女の子さえ自分から遠ざけた
。自分が暴力を振ってしまわないように。優しい彼は自分の性分を理解し苦しんでいる。
だが、それを好む者がいた。生粋のマゾヒスト。有栖院京香。彼女は啓介の幼馴染で幼少の頃にあった啓介が行ったとある出来事で己に潜む被虐願望を目覚めさせた。
「はぁ〜。はやく、啓介様と首絞めセッ○スしたいわ〜」
・・・これは不本意ながら、痛みを快楽に変えるサディストの天才に付きまとうドMの美少女のお話である。
※この世界の人間(主人公以外)はみんな隠れMです!
小説家になろう ハーメルンで同時投稿してます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-08 14:21:25
8607文字
会話率:14%