その場所は強い伽羅の香りが漂い、星屑が散るような風鈴の音がする場所だった。
その場所に恋をした。だから付き合う人はこの場所を体現した人だと思ったの。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項
2
場所に恋する事があっても良いと思うんですよ。
まぁ、乙ゲー攻略対象ガン無視して、世界観に浸りたいとか叫ぶ人間なので。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-10 15:51:45
894文字
会話率:40%
私は自由に歌う私が好きだ。
高校3年生の春。
私は何かを殺してしまった。
けれどその何かを思い出すことは難しい。
記憶が人を形作ると言うのなら、今ここにいる私はきっと不完全で。
――望むものがあった。
先輩に託され、後輩と紡ぐはず
のもの。
――迷うものがあった。
これまでの私を支え、あるいはこの先ぶつかるもの。
私は自由に歌う私が好きだ。
何かが欠けても。忘れていても。
みんなで歌えるあの場所が好きだから。
ねえ、あなたは今何が好きで何が嫌いで。
――――あなたは、どこにいますか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-23 21:13:27
16235文字
会話率:43%