(やめて…殴らないで…)
そう思い、目を閉じた時だった。
「ここは…?」
ここはどこだろう。見たことない、自然豊かな場所。水の音がする。近くに川でも流れているのだろうか。そう思っていると、近くに人がいることがわかった。
「あ、おい?」
葵と
は違う、男性か女性かもわからない中性的な人がそこにいた。
「優香?起きたのかい」
その言葉で、葵だと確信した。
「起きてるよ」
そう返事をするしかなかった。だって、全く知らない場所だったから。それを汲み取ったかのごとく、葵が言った。
「おそらくここは夢幻郷。優香も知っているだろう。選ばれ者だけがいける特別な空間。ここが夢幻郷だとしたら、能力が使えるはずだ。ごちゃごちゃ考えてても仕方がない。とりあえず、誰か探そうか。」
「わかったよ…」
あまりにも詳しい知識に驚きながらそう返事をし、私たち2人はこの夢幻郷?を歩いて行った…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 16:43:12
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