※すでに刊行されている小説と類似したタイトルのため、タイトルを変更しました。
中学校で初めてのシルバーウィーク、のんびりした朝を楽しんでた僕・結城一彦は、クラスメイト・織原綾瀬の突然の訪問を受ける。
なんでも彼女は、廃品回収できれいな装丁
の古い古い本を見つけたというのだ。
それは古めかしい英語で書かれたきれいな本で、白く乾いたサイコロと精妙な人形がついていた。
「何書いているのか教えて!」
子供っぽい真っ直ぐな瞳で訴える彼女に頼み込まれて、しぶしぶ翻訳を引き受ける僕。
ひとつ、文章の指示には公平に従うこと。
ひとつ、日付が変わるまで遊びを続けないこと。
そしてもうひとつ、キャラクターには自分の名前を付けないこと。
それは古いゲームブックだった。
僕は辞書を片手に読み進め、コロコロとサイコロを振った。
それがボクとあの子の秘密の冒険の始まりとも知らずに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-02 22:24:57
19600文字
会話率:45%
焼け残った村で出会ったおっさんと幼女の話。
最終更新:2015-08-08 05:45:10
9574文字
会話率:38%
いつまでも止まない蝉の音。きらきら光る川面。乾いた太陽と土の匂い。
手を繋いで帰った田んぼ道。
久しぶりに帰った田舎で、八重子は大好きだった祖母と再会する。
*この作品は、RandomWalk official website「乱歩酔歩
」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-09 16:15:58
2090文字
会話率:29%
与えられたのは、些細な優しさ
乾いた心にそれはひどくしみて
幼い少女はこいをした
相手は自分よりもはるか年上だったけど
少女にとってそれは確かに、恋だった。
※ムーンライトメモリーの男性視点、前半詩風の後半小説風の自由に書いた何かです。
最終更新:2015-05-08 17:09:14
930文字
会話率:20%
暗い戦乱の時代を駆け抜けた青年と少女の話
最終更新:2015-04-22 01:04:44
1661文字
会話率:23%
埃っぽい風と乾いた地面と砂にまみれた少年。と、彼。
最終更新:2015-01-15 04:20:19
1979文字
会話率:37%
トカゲのしっぽが切れたとき、生える部分は同じかな?
じめっと暑い梅雨の夜、弘と理子は出会います。
互いの印象違えども、忘れることはできないで、各自の生活戻ります。
家に帰れば妻の由美のダイナマイトが、ちっち、ちっちとカウント打って、優
しい弘を脅かす。
ビクビクおどおど、こんな生活もう嫌だ――とはいえないで、心の中に留めておいて、乾いた洗濯物を取り入れるとき、妻の由美が手洗いせえと背後で吠える。弘の給料ほんまに安い、と姑のサエが飛んできて、エラいことを提案しにきた。
まだまだ続くぞ女の文句、痩せろにトロい、考え甘いデ、弘の存在ことごとく無視。
一方その頃、理子は理子で、株に全てを捧げています。
モニター睨んでマウスでカッチン、そんなことばかりしていたらつい、市場の一部になれました、亡霊みたいになりました。
頭の中は株でぱんぱん、細かく光る数字でいっぱい。
独りでずっといるのでね、人の匂いが消えている。
お金が増えても、欲がないので、自分のお金は減りません。
ますます増えるぞ理子の資産、一攫千金、夢じゃナシ。
だから家族にお家を買って、自分もマンション購入し、そこでひたすら数字入力していたら、兄の宗一郎が怒ります。
どこにも行くな、そこへもあかん。
ほんだらどっちに転べばええのんや。
無口な理子はうなずくだけで、発言権は持てません。
そこんところが弘と同じ。
こんなもんだとあきらめて、白旗挙げれば忘れてもらえる、甘いといわれるゆえんだぜ。
梟ホーホー鳴く頃に、ようやく再会できた二人のもとへ、理子の兄の宗一郎が、ミサイル掲げて突っ込んで、平和な時を潰しにかかって、さあどうする。
まだまだ出てくる邪魔者たちが、逃げるトカゲを捕まえに。
祭りに灯が点き明るくなって弘の心が晴れたとき、妻の由美が沸いてきて、ぷちんとしっぽを切るのです。
途切れたところをじっと見つめて、弘は何を思うかな。
伸びてく模様は違うかな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-10 19:00:00
56332文字
会話率:45%
乾いた村、ノシオプ村。
そこには奇妙な伝承が残っていた。
その伝承に関わりのある少女、テティス。
ある時、テティスの元に謎の少年、カインが現れた。
呪いによって導かれた運命で二人が出会った時、何が起こるのか。
最終更新:2014-09-08 21:42:23
18235文字
会話率:45%
本当の孤独っていうのは、喧騒の最中にあるものだと思わないかい。
屈強で頑丈な精神っていうのは、人を鈍感で無神経で無関心なものにしちゃうのかもしれないなぁ。
最終更新:2014-07-02 20:52:03
1312文字
会話率:0%
上京した若者と子猫の短いお話
キーワード:
最終更新:2014-06-05 21:18:26
3587文字
会話率:39%
男の子と女の子が乾いた街から脱出して自由を手にしようと足掻くお話。
行き着く先は生か死か。光か闇か…
最終更新:2014-02-28 05:02:40
2130文字
会話率:10%
2月15日の午後4時半過ぎ
高校1年の篠田健人(しのだけんと)が交通事故で死んだ。
死ぬ間際に彼が思った事はなんだったのか
最終更新:2014-02-11 02:31:29
2627文字
会話率:0%
禁止されたアンドロイド「クサナギ」。
ロボット工学の鬼才アキヤマの娘ユマ。
二人が出会うところから物語は始まる。
乾いた大地を行き、荒廃した街「東京」へと向かう。
近未来地球を舞台としたSFファンタジー
05年完結のものを
大幅に加筆修正。重複投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-24 22:10:23
87499文字
会話率:43%
今より昔、神々は魔族との壮絶な戦いの末、共に滅びた。あとに残されたものは荒廃した世界とわずかに生き延びた人々。
神々の黄昏・・・「ラグナロク」
それは長きに渡る、苦悩と受難の始まりを意味していた。
それから300余年の月日が流れた。
人々は
互いに身を寄せ合うことで、過酷な試練をいくつも乗り越え、未だ雑草すら生えぬ荒野に確実に生命の根をおろしていた。
しかし、事が起きる。
大陸の西部に位置する小さな町、ヘイムダルに突如として異形の怪物が現れ、人々を襲い始めた。
人の3倍はあろうかという巨体にギラギラと不気味に光る目のそれが、かつて魔族と呼ばれたモノの生き残りである事を知る者はいなかった。
成す術も無く逃げ惑う人々の流れに逆らい、立ち向かっていく二人を除いては・・・
「私は奴等に貸しがある。お前は奴等が憎い。どうだ?目的が同じもの同士、手を組まないか?」
両手にフルオートタイプの拳銃を構えた赤い髪の少女は不敵な笑みを浮かべた。
「断るよ」
シングルアクションタイプの拳銃を左手に構え、少年はハンマーを起こした。
「リロード(再装填)」
少年がそう唱えると手にした拳銃は光を放つ。
少年の持つ銃「ワンオブサウザンド」は持ち主の生命力をシリンダーに装填することによって唯一無二の破壊力を生み出す。
その力はおよそ人が持ち得た神の如き力だった。
「君は周りから命を吸いあげて力に変えている」
少年は嫌悪の眼差しを少女に向ける。少女は当然だ、と言わんばかりに鼻先で笑った
「逃げ惑う奴等に代わって、戦ってやっているのだ。安いものだとは思わんか?」
「安い命なんて、ありはしない!!」
「その割には、自分の命はずいぶん安く扱っているではないか。お前のその銃は使えば使うほど命を縮める代物だ」
「立ち向かう力があるのにそれを振るわないのは・・・罪だよ。だから僕は戦い続ける。力を持つ者の、それは責任なんだ」
「自己犠牲か?見事な心がけだな。感動しすぎて片腹が痛い」
「好きに言えばいい。僕はみんなを守りたい。みんな、生きているんだ。この荒野でみんな一生懸命生きているんだ。いつか咲く花を信じて…」
二人は魔物と対峙した。
「明日咲く花は・・・・今、種を蒔かなくちゃいけないんだ」
「戯言はこれを乗り切ったら言うのだな。来るぞ!」
町中に乾いた銃声が一斉に鳴り響いた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-06 00:57:29
953文字
会話率:45%
ロボットが蔓延る世界、乾いた色のない大地に残された青く澄み切った空・・・・。
唯一の色のある世界―――。『本当に天国なんてあるのだろうか・・・・?』
そんな永遠に続く青の世界に、もしも『果て』があるのなら、そこは・・・・?
最終更新:2013-10-05 01:14:05
8620文字
会話率:31%
「もう嫌なんです」
確かにそれは悲鳴とも取れる、彼女の慟哭だった。涙を流し過ぎて酷く乾いた表情の先には当然光はなく、およそ諦めというやつに塗り潰されていた。そんな彼女の壊れていく様を、私は反対側で見ていた。
これはとある大人になりきれな
い少女と、子供でいたい少女の。実に一方通行で傍迷惑な。なるべくしてなってしまった。どうしようもなく情けない。青春といえば確かに青春で、何も得られなかったといえば案外そうでもなく。ただただ過ごしていくだけのおよそ日常的物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-01 14:06:00
2832文字
会話率:39%
少女ジェーン・デツェンバーは、アメリカに古くからある奇病『ウィルス性・性別反転症=(通称)TS病』をわずらった、元、軍人の少年。
ジョニー軍曹として活躍していた彼は、性別が反転=性転換したことで軍を追われ、町に出て、仕事を探すことに。荒野の
乾いた空気とタバコの煙の中、彼女は、名うての賞金稼ぎの男、ワイルド・ビルこと、ジュード・ヒコックと邂逅する。
これは、ジェーンとヒコックが、開拓時代のオールドアメリカにて巻き起こす、ワイルドでロックな物語である。
…………
……たぶん。
注意:
この物語は、某ピク○ブで投稿した『緋色の風』の改稿バージョンです。
内容が重複するのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-06 07:40:01
60425文字
会話率:45%
かつて戦争があった。
長い長い戦争の果てに大地は荒れ果て、かつての国家は散り散りとなった。
砂礫の舞う乾いた大地を進む一組の男女。
その片割れの男はただ一人の人間を追い求めて砂塵を進む。
その歩みが止まることはない。その心を焦がす、復讐と言
う名の渇きが癒されるまで。
※小説家になろうユーザーである仮面3さんからキャラクターをゲストとしてお借りしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-14 20:00:00
38155文字
会話率:23%
インターネットの登場により、世の中の仕組みやビジネスの在り方自体が劇的に変化を遂げた一九九〇年代後半。バブル後の長引く不況に辟易していた若者たちは、株式上場による一攫千金を目指して次々と起業した。
主人公“僕”も、そのITバブルの渦中に
身を置いた一人だったが、出資者を確保し、事業の展開にある程度の道筋をつけるに至り、欲望だけが取り巻く環境に違和感を覚え、ふとあることをきっかけに今の人格が形成された高校時代を顧みる。それは内気で引っ込み思案だった自分が自我に目覚めた時期でもあった。高校卒業後、過去の良かった時期を振り返るのは人生に挫折した者のみに与えられた現実逃避の手段だと決めつけ、一度たりとも昔を振り返ったことなどなかった“僕”だが、乾いた人間関係に疲れを感じ始めていたこともあり、一度回顧してからはことあるごとに高校時代を思い返すようになる。それはもっぱら非公認の文芸部であった「THE座」での活動だった。親友たちに囲まれ、本気で泣き、本気で笑った二年間。「THE座」での活動を通じて経験した多種多様な人間ドラマ――。やがて、“僕”は、当時抱いていた大人に対する疑心を、望んでいなかった大人となった今、思い出しながら検証し、そして脱サラすることを誓う。しかしながら、その準備に取り掛かり、知人に相談して別の道を模索している最中、持病の心臓疾患が突然悪化し、真冬の夜の遊園地で倒れてしまう。その後の“僕”の命運や如何に……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-02 15:44:16
71745文字
会話率:43%
硝煙が鼻を衝く乾いた世界で、血まみれの男は小さく笑う。生まれた世界を間違ったのだと、誰かに教えられるその日まで。/転生主人公、大貴族に生まれ変わり、第二の故郷を支えるために奮闘する物語です。/好評ではないけれど連載中。
最終更新:2013-03-26 17:33:54
31445文字
会話率:34%