地図に存在しない、絶海の孤島。その島は常に暗雲に包まれ、中央に位置する、雲に隠れた山の頂上には、あるものがあった。「手にした者の願いを叶える」事ができると言われる、詳細不明の存在。島に辿り着いた百人の資格者は、それぞれの望みを叶えるため、「
それ」を手にしようと島に挑む。求める先に、待ち受けるものを知らず――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2006-05-10 17:18:43
171125文字
会話率:41%
世界は3つの大陸から出来ており、北に内戦の大陸トランミラノ、東に商業の大陸レギナ、西に軍事と文化の大陸ラミーヤがそれぞれ分立している。その3つの大陸を結ぶ中央には未開の土地ドールクエスタが広がっている。本編の舞台は西大陸ラミーヤの最南部に位
置するセルメン王国。大げさな軍は持たないが数百年間あり続ける大陸随一の文化の国である。しかしここ数年北に隣接する大国アグリードとの関係が悪化して、まもなく交戦状態に入ってしまうこと必至であった。そして、セルメンの国王は王子ルードに出撃を命じるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2005-09-19 08:16:11
5630文字
会話率:44%