病院の待合室で独り、妻の出産を待つ男。
最終更新:2013-06-23 06:02:50
10036文字
会話率:8%
これは、とある狭間の世界で暮らすとある姉弟と、その周りの物語。
最終更新:2012-09-23 23:00:00
9341文字
会話率:33%
待合室で待たされていた女の子
最終更新:2012-02-29 23:05:08
580文字
会話率:0%
相川みつきは十七歳、高校三年生。何もかもが満ち足りているはずなのに、『忘れ物』が気になって仕方がない。順調すぎる日々、来年は進学、家族や友達、彼女を支えてくれる大切な人々。けれどみつきは時々自分を置き忘れてしまう。そしてふと瞼の裏に浮かぶの
は、茜色の空と一直線に伸びるポプラ並木。幼い日、父に連れられて歩いた茜色の散歩道。耳に届くメロディ、そしてコーヒーの香り。
忘れかけていた記憶の扉が開き、みつきは誘われるままに扉の向こうへ歩みだす。もう夢と区別がつかなくなった、記憶の世界へ。そこで彼女は幼い日々の自分と出会う。無邪気に父のあとを歩いていたあの日々を。見上げる空は燃えるような夕焼けで、優しく手を握ってくれるのは、父か、それとも大好きな彼の手か。美術部の彼、裕の指は自由に世界を描き出す。キャンバスに、自在に。ある日みつきはイーゼルの上にあのポプラ並木を見つけてしまう。幼い自分がバスを待った、あの待合室、伸びる影。
まだ夏には遠い春の夕方、みつきはいつかやってくるバスを、待つ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-16 00:32:32
49571文字
会話率:56%
普段準大手の物流メーカーの人事課で課長職にいる俺はメンタル面が悪化し、街の心療内科に月に一度通院していた。待合室に静かなクラシック音楽が掛かっていて、雰囲気は独特だ。待ち時間に携帯していたノートパソコンを開き、作業していた。会社では相当なス
トレスが掛かっていて疲れるのだし、せめてこの手の病院に通院するときはそういったことも忘れたいと思いながら、担当医の診察を受けていたのだが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-25 14:52:19
2758文字
会話率:67%
幽霊が出るという夜のバス待合室で、明かりを維持しようと奮闘する僕と少女のお話です。
最終更新:2011-08-12 12:53:12
4190文字
会話率:33%
妻沼滑空場を目指すセスナ機は、利根川上空で雨雲に囲まれて、河川敷近くのとある滑走路に緊急着陸した。操縦していた浜野は小さな待合室で、懐かしい飛行機旧友たちと偶然に再会した。いろいろ語りたかったが、着陸操作に神経が昂進しており、気が落ち着くま
で間を取るつもりであった。そのうち眠気に教われ、2,3分後ふと目覚めると辺りは明るくなっていた。しかしそこからはあの旧友たちは出発していた。浜野は自己の脳裏で彼らの跡を追った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-12 01:35:09
9649文字
会話率:0%
ある日交通事故で死んじゃった私が『死亡者管理事務局』とかよくわからない場所で自分が死亡したことを告げられる。
そこに乱入してきた“担当者”が、閻魔大王様の印鑑がなくなったと大慌てで乗り込んで来て、死亡者待合室がもういっぱいで入れないからちょ
っと転生してきてと言われる。印鑑が見つかり次第迎えに行きますからってお前ら勝手過ぎる!
しかし、結局は赤ん坊からやり直し。胸にある痣を“目印”に迎えに来ると言う担当者をボコボコにしてやると夢見て鍛え始めたが、気付いたら世界最年少で軍人に…。しかもちょっといい地位。ツンデレの幼馴染みと一緒にワイワイやってたら問題発生。せ、セイ…え、なんだって?とにかくなんかスゴいやつが盗まれたらしい!よしエリー取り返しに行くぞ!なんて、なんだかんだ言ってやり直し人生を結構楽しんでた矢先に担当者のお迎えが…
そんな感じの物語。恋愛要素?たぶんあると思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-09-16 22:53:35
3611文字
会話率:41%
僕は、視力悪化のため、眼科クリニックに診察をするために来た。そこの待合所の本棚の一冊の本に、ふと目が止まった。理由はない。なんとなくだ。その内容は、盲目の少年が主人公の恋愛物の海外小説だった。少年の主観の幸福論が多々描写されていて、ボクに
は少し堅苦しい本だったので、パラパラとめくった後すぐに読むのをやめてしまった。
診察を終え、クリニックの入り口で靴をはいていると、一人の女の子がやってきた。長い黒髪を持つ彼女は、ボクから見てもかなり綺麗な子で、少し見入ってしまったのだ。
僕はすぐに目を逸らして、なんでもないかのように彼女の傍らをすれ違おうとした。でも、その時、なぜかその女の子は急によろけ始めて、僕にぶつかってきた。
「きゃっ!?」
「うわっ」
――――――少し、痛かった。
「あ、あの、すいませんでした!急にぶつかってしまって。」
「・・・・・・・」
教えてあげるべきだろうか?
彼女が誤っている方向が、ボクの方とは全く逆であることを。
彼女と話す機会を得た僕は、あることを知った。
そう。どうすることも出来ない、彼女の持つそれを。
クリニックで読んだあの海外小説の中の少年と同じ―――――――
盲目だということを。
そして彼女は、その小説を知っていた・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-28 11:29:47
26395文字
会話率:48%
駅の待合室に三人の男女が集います。その奇妙なテンションが繰り広げるとりとめもない話。初対面のはずなのに息の合うこのテンポは何なのか?
彼らのしゃべりはどこまで続くのか・・・
最終更新:2010-03-06 21:45:48
10078文字
会話率:88%
待合せが似合う品川駅で彼女はナニを待っているのか。待って、いたのか。
最終更新:2009-02-11 04:07:31
382文字
会話率:0%
雪の降る朝に、駅の待合室で電車を待つ「僕」。いろいろと思いを馳せているうちに、ふと高校時代の後輩を思い出す。
最終更新:2007-06-15 21:27:02
3797文字
会話率:43%