忘れられない人、忘れたくない人、忘れなくちゃいけない人がいる。ただひとりを想い続ける女性、七瀬 凜。そんな彼女のアパートの隣人、冴樹 理久。隣人で同い年。助け合いの精神で、ご飯は毎日当番制。過去から抜け出せない彼女と、過去を知らない彼。彼女
は彼との日々を通し、いったい何を想うのだろうか――――。友情と恋愛とむかしと今が交錯する、せつないラブストーリー。「欲しいのは、たったひとつだけ。それが手に出来るなら、わたしはどんな代償だって払える」 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-02 01:26:24
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会話率:13%