これは昭和も終わる頃の話です。
だから携帯もなければメールも出来ません。
そして会ってすぐに身体の関係を持つような女性は
まだ少数派の時代であった男女の不倫の恋のお話です。
この小説は最初「幸福の代償」という題名で
novelistに発表
したのですが、
何が幸福かということを考えて「不倫の代償」と改題しました。
しかしよく考えれば原題のほうが良いと思いなおして
戻すことにした次第です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-14 12:35:12
19631文字
会話率:8%
世の中様々な人間がいるものでして、やはり人類とは多数の少数派の集合体なのであります。この作品は、登場人物が多種多様な思想・愛着・価値観を持つ中、絶妙な調和の中で共生していく日常が描かれています。
最終更新:2011-11-13 19:41:10
678文字
会話率:0%
神の贈り物によって山羊からその似姿と相成った人類は、『白の者』と『黒の者』に分かれ、紙の文化と対立の歴史を深めていた。そんな白と黒の間に居る少数派=灰の者であるサイカ・ネルレラクに舞い込む黒の頭目からの依頼は、贈り物=『パルプグラマトン』を
捜せというものであった。世界終末の兆しが陽光に乗って注がれ、合わせる様に白の代理人も動き始める最中、サイカは守護悪魔モノ=クロームと共に、唯都グァラ=グァラ探求へ赴く――彷徨える彼の行く先に、求めるものはあるのだろうか。【空想科学祭2010参加作品】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-02 23:43:40
47781文字
会話率:43%