星河透は少し変わった高校生だ。
というのは、変態的とか不良的とか変人的みたいなそんな悪い響きのするものではない。
ただ、ロマンチストだった。
夜中にベランダに出ては月や星を見つめ、数時間ただただうっとり見続けるようなただのロマンチス
ト。
そんなロマンチストに多くの友人ができるはずもなく、高校生としては灰色な生活を送っていた。
だが、ある日、親の代わりに妹の授業参観へ行くことになった日を境に透の生活は色付き始めた。
ある教室、『プラネタリウム同好会』と引き戸に画用紙が貼り付けられていて、興味本位でそこを覗いてみる、するとそこには、とても口で言い表せれない、神秘的、感動的、「素晴らしい」「すごい」なんてことばが失礼に思えるくらいの『プラネタリウム』を見た。
「よっしゃー! 脱いで脱いで! うちゅー遊泳の幕開けだー!」
「姫、準備体操して」
「あ、あの……私、水着持ってきてないです……」
「ちょ、お兄ちゃんもなんか言ってよ……」
それともう一つ、元気な部員達とも出会った。
透は味気ない日常から一転、この4人に振り回される日々が始まる。
『プラネタリウム部』設立に『問題児』として白い眼を向けられる子達、星河透が今、奮闘する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-11 12:32:07
33141文字
会話率:62%
仕事は精一杯頑張りたい。でも、人間関係は苦手。え? アフターファイブ? あ、あの……さしつかえなければ、不参加で……。(2ちゃんねるの創作発表板「小説家になろう」で企画競作するスレPart3(http://yuzuru.2ch.net/t
est/read.cgi/mitemite/1319658024/l50)での企画参加作品)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-28 02:07:01
2051文字
会話率:3%
俺は虫と会話が出来る
最終更新:2010-08-24 21:55:05
4806文字
会話率:58%
俺、桜井悠斗はどこにでもいる普通の男子高校生だ。
俺が二年なった春、ちょっとした理由から生徒会から逃げ回っていたら、一人の少女とぶつかってしまう。
彼女の名は神永綾乃。
神恵東の天使とか月光の女神とかなんか良く分からん異名で呼ばれる学校のア
イドルだ。
まぁ、その時は急いでいたから謝罪もそこそこに走り去った。
その放課後、彼女がやって来て俺に衝撃の一言を口にする。
「あの……私との約束……覚えていますか?……桜井悠斗さん」
彼女が言うには俺と彼女は過去に再会の約束をしたらしいんだが……。
正直全く覚えて良なかった。
俺は過去、どこで彼女にあったのだろうか?
それを思い出した時、俺と彼女の関係にどんな変化が訪れるのか?
過去と現在、そして未来に続く俺達の物語が今、はじまる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-23 17:22:31
969文字
会話率:16%