「手品のタネを教えてやろうか……呪術だよ」
魔術師が戦争の駒として使われるような時代。
今年で十六歳になる魔術師ヴァンは稀代の異端魔術師だった。
ヴァンは自然界にある森羅万象<オムニア>に宿る不思議なエネルギー……マナを消費して発
動させる『魔術』を使うだけではない。体内に埋め込まれた呪術回路を励起させ、体内魔力であるオドを消費する奇術……『呪術』の使い手でもあった。
魔術と呪術を使い分けるヴァンは、術に関しての才覚がある。ちょっと努力すれば、一流魔術師になれる素質は十分だった。
しかし、ヴァンは魔術師になりたくないのに母親にムリヤリ魔術学園に入学させられる。ヴァンに魔術の才覚があるのを、母は確信していたのだ。ヴァン本人は、主夫になって嫁に養ってもらいたいと常々思っているのに。
やる気のないヴァンは、学校で魔術を極める気などない。だらだらと過ごすつもりだったが、赤髪の少女リーゼロッテや、高飛車なお嬢様アリアたちと過ごす日常によって、魔術師として評価され、否応なく学園内で有名になってしまう。
やる気のない異端魔術師は、未来の一流魔術師となるのか?
魔術と呪術が交錯する、異世界学園ファンタジー開幕!
※エブリスタと重複投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-24 20:14:48
188664文字
会話率:40%
25歳 無職 香山 徹は腐っていた。何もやる気が起こらず、だらだらと生きている。しかしいきなり誘拐されて『魔道書』を渡された。『魔法使いになってくれ』それしか説明はもらえず、樹海に捨てられた。これは伝説の魔法使いが残した『魔道書(チート)』
をたよりに魔術を極める一人の男のお話。
本作品は、多分におやじ要素を含みます。皮脂、加齢臭、ワキガ、水虫、うすらハゲに耐性のない方はご購読を避けることをお勧めします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-22 19:35:08
159356文字
会話率:40%