ちいさい頃によく聞かされた子守唄。友達と歌い比べたら、節や歌詞がちょこっと違う。親から子へ、子からまた、その子どもへ。そんな繋がりが、なんだか素敵だなぁと思えたので。
最終更新:2015-01-26 23:29:36
226文字
会話率:0%
この世界では、血が全てを決める。
親から子へ、子から孫へ。その力は代々受け継がれ、交配と突然変異を繰り返しながら更に多種多様な力を生み出していく。強き者が生まれ、弱き者が死す。まるで山から湧き出た雨水が、小川となりせせらぎとなり、やがては一
つの大きな大河になるように、全ての力は混ざり、混沌の流れを生み出していく。
それが、この世界の真ん中。
王都ハルキス。
ハルキスにこそ集中するすべての力。ハルキスを支え、動かし、発展させた力こそ、魔法であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-08 04:10:17
4224文字
会話率:30%
「君を英雄だとは認めない」「ならば、否定してみろ」対立する理想と現実。親が英雄であれば、子も英雄でなくてはならないのか。人々に望まれて英雄となった者の姿は、英雄を目指す者達にはどう映るのか。親から子へ。次代の継承は、英雄と怪物と人間が織り成
す時代の中でどう移ろうのか。理想と現実の間で揺蕩う英雄である者達と英雄を目指す者達の英雄譚。
この小説はエブリスタ様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-29 01:52:30
127504文字
会話率:27%
あやかしは存在する。
太古から、日本に変わらずに存在するあやかし、あるいは妖怪。
人に害をなすそれらを処理するための特殊機関がある。国家公安委員会第十一特別外局、通称「イレブン」
そこでは、あやかしを制御する特殊な力を持つ人々を「士
」(し)と呼ぶ。年齢に関わらず、その能力を発した時点でイレブンに登録される。その数、全国に約五千人。大抵の場合その力は、親から子へと受け継がれる。
活動の特殊性ゆえに、イレブンの存在は公にされていない。東京のどこかにその本部があるといわれるが、その場所を知る者は、そこへ入ることを許された士と、日本という国の中枢にいる数人だけである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-14 14:54:29
55493文字
会話率:47%