姉カザカは、またも無理なことを弟のトオルへ要求する。だが………。
最終更新:2015-09-05 21:22:56
9674文字
会話率:65%
帝西高校超常現象研究部は活動不振を理由に文化祭コンテストで入賞できなければ廃部との通告を生徒会長海野から受ける。部長の松井はこの難局を打開するため元生徒会長、山井を助っ人として招く。山井は生徒会長職を追われたこともあり、海野とは宿敵といっ
ていい間柄。彼は自分が念写能力者であることを明かし、デジカメへの念写展示を行うことで入賞を果たし、海野に一矢報いようと松村と約束する。
だが念写実験も思わしい結果を見せず、時間と経費だけが失われていき松村は打ちひしがれる。さらに追い討ちをかけるように山井の念写能力も狂言だとわかり松村は激昂する。
だが基を質せば自分達の不甲斐なさが原因だと松村は自省し、いさぎよく廃部を受け入れようと決める。だが海野にあざけりを受けていた山井が今度は納得しない。山井はなんとしてでも海野を見返してやりたいと意地を貫こうとする。
その思いが部員達の魂にも火をつける。だが土台無理なことを実現させようとする彼らの努力は所詮徒桜でしかない。
それを知った海野は密かに松村に接触してある提案を持ちかける。山井に対する裏切りとなりかねないその提案に松村は戸惑うが、部を存続させる方法はこれしかないという海野の言葉に最後は折れる。
そして文化祭前日、山井は松村が海野と結託した事実を知らされるが、結局念写能力を開花させられなかった自分の不甲斐なさを思って海野の企画に自らも参画することを決める。
そして始まった文化祭。インチキを題材にした展示は山井の降霊術実演などもヒットして見事コンテスト入賞の成果を収めて超研部は存続を決める。
文化祭後に行われた生徒会と超研部の打ち上げ会で、山井はHDDへ念写してみせるとホラをふいて大事な資料データが入ったHDDを破壊してしまい海野から大目玉を食らうが、松村はそんな山井を賞賛して一同は海野に一矢報いた喜びを噛みしめるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-29 22:16:07
80333文字
会話率:57%
あなたに嘆かないでほしい、そう思っているのは無理なことだろうか。
最終更新:2014-02-23 22:46:08
262文字
会話率:0%
根元 百合(ねもと ゆり)は25歳のごく普通の会社員。普通と少し違うのはちょっぴり霊感があることだけ。毎晩、可愛らしい少女と夢と現の間で会話をしているという、特に特徴のない生活を送る日々を続けるはずだった。
何の因果か突発的な不幸な事故に
より寿命を終えてしまった。未練が無いといえば嘘だが、終わった寿命を伸ばすことは神でも無理なこととして次の人生へと入るために眠りにつこうとした時だった。
目の前に現れた美丈夫は異世界の創造主フェルアーダ(男性)と名乗り、異世界の転生を手に入れ、望んでもいない寵愛を授けた。理由は簡単。毎晩逢っていた幼い少女(実は女神)の想いに応えただけだった。
新しい世界、新しい人生を手に入れた百合は、家族と世界に愛され、神々に興味もたれた人生が始まる物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-03 14:55:49
17371文字
会話率:31%
―――僕は、許されても良いのかな?―――あたしは、傍にいても良いんだよね?―――俺は、幸せになっても、良いのか?―――私は、私の答えを持っても良いのですよね?お前らの考えてることなんかな、くそくっだらねぇことなんだよ。好きにすりゃいい。それ
が子供の特権だろうが。俺にゃ無理なことも、お前らなら、まだ間に合うってもんだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-06-22 19:50:56
72452文字
会話率:52%