出逢いは一瞬だった。有名な不良高校の彼と、普通な私。2人一緒に墜ちたあの日々。過去も未来も抱き締めたいと初めて願った。だけど彼は―――
最終更新:2012-04-06 20:44:46
15424文字
会話率:38%
寝たきりになった母と娘の話です。
短いですので、電車の待ち時間にでもどうぞ。
後味の良さ悪さは人によりそうです。
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最終更新:2012-03-08 02:11:57
582文字
会話率:5%
だるい土曜日の午後。パッとしない天気にシャワーも浴びてみたけれど、じめじめとした感覚が増すだけだった。手の中でその冷たさを肌に馴染ませる携帯は、ベルを鳴らさない。太股の上で、猫が頭を垂らしてている。その柔らかな体に指をすり寄せてみると、悲し
くなる程の暖かさが私を襲った。とても心地いい手触り。もっと強く抱き締めたいけれど、抱き締めたら逃げてしまうし、無理矢理抱き締めたら苦しんでしまう。私が手を伸ばせなかった何かに似ているから、猫が側に居ると落ち着く。村田真之が死んでから一日経った。私の記憶では確かそうだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-08-17 07:22:14
10493文字
会話率:33%