『総合剣術』。
それはありとあらゆる『ツルギ』を用いて技を競い合う総合格闘技のひとつ。
竹刀、木刀、短剣、大剣、小太刀、大太刀、双剣、仕込み刀――
競技者の用いる武器と武術は千差万別、多種多様。
反則の基準はないに等しく、毎年負傷者も多く出
ている競技だが、そのスリル、競技者の用いる技術の高さから、ここ数年で全国区での大会が開かれるまでに一般化された。
全国高校生総合剣術大会において、三年連続全国出場という栄誉ある成績をもつ私立築竹(ツキタケ)高校『総合剣術部』。
今年の春、築竹に『天才剣士』が入学したという噂を聞き、総剣の部員たちは勧誘に向かう。
彼の名前は『オトギソウシ』。中学時代、全国に名前を轟かせた二刀遣いの剣士であった。
が、しかし。そんな部員たちの期待とは裏腹に、なぜかオトギの腕前は素人に毛が生えた程度で――?
「誰かを護れるほど強くなくていい。ただ僕は、誰かの期待に応えられるだけの強さが欲しい」
――ツルギに込めた、青い春の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-29 20:29:48
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会話率:33%
桜舞い散る4月、とある高校に1人の少年が入学してきた。
高校の名前は「蒼山学院(あおやまがくいん)」(以下アオガク)。いたって普通の高校で、全国区まではいかない。
そしてその少年の名前は「倉井 俊(くらい しゅん)」。小学校の時から今ま
でずっと野球を好きで続けてきた。実力もなかなかだった。
しかし、名門スカウトの目には止まらなかった。そこで、過去に甲子園で全国制覇を果たした。この高校に入ることにしたのだ。
ここから俊の高校野球がはじまる・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-11 22:15:53
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会話率:43%