遺伝子工学の進歩で、これまで伝説上の存在でしかなかったドラゴンが人工的に作り出されるようになった、ちょっと未来の世界。埋立地の片隅にある直径二百メートル、高さ二百メートルの円柱状の巨大な建物。それが僕の働く、ドラゴン専門のペットホテル『龍
のお宿 みなかみ』だ。経営者は水上八大、僕の唯一の職場仲間であり上司である。頼りにはなるし悪人でもないのだが、厭味ったらしいのが玉に瑕。
お預かりするお客様は当然ドラゴンだ。ヨーロッパドラゴンにコカトリス、ワームと種類は様々。そしてその飼い主さんも偉い人だったり、怖い人だったり、腹に一物持ってたり、事情は色々。
本来ドラゴンを預かって世話をするだけが僕の仕事のはずなのだが、合間合間にいろんな出来事が起きる。役所の抜き打ち検査があったり、問い合わせやマスコミの取材の申し込みや里親探し、酷い時には呪われて殺されそうになるし、挙句の果てには夢と現の狭間をアフリカにまで飛んでモケーレ・ムベンベに出会ったりも。
そして何故だろう、うちの宿には神様までもが集まって来る。迦楼羅王だの青龍だの、ムカデだのオロチだの帝釈天だのヴリトラだの。とても僕の手には負えない。
ちょっと八大さん、笑ってないで手伝ってくださいよ。え、何ですか。
「衆生に代わって苦難を引き受けるのも神の仕事だ」
何とぼけた事言ってるんですか。また何か隠してますね、もう勘弁してくださいよ。僕は忙しいんですから!【この作品は、カクヨムにも掲載されています】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-08 19:28:39
108880文字
会話率:65%
主人公、水上名波(みなかみななみ)は、自身の率いる交通サークルのメンバーやネットでの交流を通じ、コミケに参加することを決意する。だが、コミケデビューだけではく、なぜか、コスプレデビューもすることに。そして、『鉄道の国のアリス』が誕生した。そ
の理由とは―。主人公、水上目線で描く、同人誌即売会を舞台にしたコメディー感あふれる?小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-01 10:43:10
3502文字
会話率:23%
普通の生活を過ごしていた、水神(みなかみ)陽(よう)と、鍵守(かぎもり)希(のぞみ)が、ある日突然、鏡の中の世界、フォークタウンという場所に飛ばされれてしまう。
そこから、二人の新しい冒険が始まった。
最終更新:2012-06-25 20:09:32
4992文字
会話率:62%
神様――憧れや尊敬や信仰の対象となる存在、人知を超えた絶対的存在、アニミズム的発想で自然界の万物を擬人化(神格化)した存在、神社に祭られている生前優れた業績で名を馳せた人物や祖先、天皇への尊称、優れた能力を発揮する人物、非常にありがたい人
やものといった、様々な概念
そんな神様の中で、人と同じ姿形で人にまぎれ暮らしている、見習いの神様の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-02-16 00:19:12
862文字
会話率:8%