少女は、何のヘンテツもない普通の19歳。
名前は天野 優焚。大学1年生。
好きな食べ物はみかん。
これは、ファンタジー小説であるが、
主人公の過去に何か秘密があるだとか、
両親が実は異世界の住人だったとか、
そういった設定は存在しない。
どこにでもいる、貴方と同じ本好きの少女。
唯一、人と違ったところがあるとするならばそれは、
ただ、運が悪かっただけである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-08 23:59:07
2696文字
会話率:10%
家の外が異世界になってからずいぶん経つ。窓の外は見渡す限り広大な森、遠くに岩山と大きな滝が見える。家の前は土がむき出しの小道になっていて、訪問者はそこを辿ってやって来る。たまに家の庭の果物を勝手に収穫して行くけど全然問題ない。どういう訳か、
郵便は欠かさず届いている。食べ物は月一で業者が届けてくれる。
何が起こってるかさっぱりわからないけど、特に問題はないと思う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-06 13:26:15
24685文字
会話率:5%
「いい訳は署で聞こう」
「・・・はい」
「で、何でこんな詩を書いたんだ」
「魔が差したんです。鬼の撹拌みたいなもんです」
「撹拌?メレンゲでも作る気か?」
「はい。醤油味のマカロンでも作ろうかと思って」
「それはおいしいのか?」
「さあ?で
も作ってみようかと」
「お前に言葉を一つ送ろう」
「はい」
「食べ物は大切にしよう」
「・・・はい」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2010-06-03 04:42:33
411文字
会話率:0%