この都市をらせん状に取り巻く表通りから一本奥にある小道。この小道は、細々とした雑貨や変わった品を扱う店が多い。私の腰くらいの高さがある重厚なキャニスターから切子の美しいグラスまでガラス製品を売る店。何に使うのか分からないけれど、色々な種類の
鳥の羽が並んだ店。乾燥した草の臭いが漂う、薬草や毒草の類を扱う怪しい店。ランプ屋の明かりがひとつひとつ灯る頃、私の職場兼住宅となっている酒場が店を開く。
この作品は作者の妄想の発散場所です。昔読んだ本、他所で読んだ話、テレビの番組。色々なものから影響を受けた小話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-12 20:36:43
57996文字
会話率:59%