〇季節外れの鬼灯は、白い雪上に紅く染め上がった。鬼の御霊はとおりゃんせ。さ迷う女の躯は、まるで夏の蛍のように舞う雪虫の誘いとともに、提灯の燈に似た鬼灯を摘み紅く染まる。愛しき者を待つ御霊を、かつて如何なる刄をもってしても掠り傷一つ付けられな
かった地獄の鬼の角を斬り落としたと伝わる名刀“角落とし”を腰に携えた流浪人に浄化を求めるのであった※どの地方にもよく聞く昔話のひとつでです。ジャンルを歴史にしたのは、物語の源が実話を元に構成されていたためです(盗賊征伐)◆郷土資料提供、昭和・伊原哀護/著、(´з`)y-~~~前トキしろう折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2005-12-05 18:01:35
12115文字
会話率:34%
時は江戸、人斬りのこころに芽生える何かの話。
最終更新:2005-11-16 00:48:19
936文字
会話率:23%
『魔獣』、人間が絶大な力を持つ害になる動物に付けた総称である。――彼は斬る。それは、国や村を守るためでもなければ、自己の信念ゆえでもない。それはただ、たった一人の愛する者を守るため。
最終更新:2005-11-01 23:03:04
3421文字
会話率:10%
獅子澤秀二は毎日喧嘩に明け暮れていた。そんな秀二の運命を変えたのはエリート陸上一家の末娘、理恵の交通事故だった。なぜか秀二は理恵を助け病院へと連れて行った。理恵の家族と話すうちに陸上に興味を持ち、心の中で誓った。理恵が再び陸上界に戻ってくる
までの間走り続けると・・・でも理恵は意向に走る気配を見せなくて・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2005-10-31 20:27:01
5565文字
会話率:44%
依頼を受けて人を斬る『人斬り』を生業とする獣三郎。呪われた刀、愛刀“神哭−かんなぎ−”と、我流の剣術“魔妖剣”を駆使し、今日も人を斬る。
最終更新:2004-10-28 14:50:42
4103文字
会話率:20%