エピローグ
3年前、朝影大学の教授高梨九夜(たかなし くうや)が研究していたある実験によって開発されたネガワールド。
そのネガワールドは一見現実と何もかわらない。
しかし,このネガワールドはコンピュータの操作でどのようにもできる。
国はこ
のネガワールドを利用し、現実では到底行えないある計画を立てていた。
現実のあらゆるもの限りがある。
石油や天然ガス、木材などの収集。危険な科学実験。などなどをネガワールドですることによって、現実に影響を出すことはない。
資源が豊富な時代に変え、そこから資源をとる。
そして、ネガワールドに設置されている、Physical goods transfer device(Pgtd)、いわゆる転送装置で物質ごと運ぶのだ。
要するに地球の代わりができ、地球は平和になると思われた。
しかし、それもすぐ終わりが来た。
謎の誤作動により、コンピュータが自分でウイルスを作り、ネガワールドにそのウイルスを流し込み修復不可能になった。
しかもそのウイルスは人間以上の知能が搭載されており、人間のような生物が生まれ、ネガワールドの中は現実よりもはるかに早く経済を発展させていった。
それまでなら、まだよかった...。
そのコンピュータには現実との空間同期機能があり、ネガワールドの空間を現実に反映させる機能があった。
その機能をウイルスたちは利用し、現実征服をたくらんでいた。
ネガワールドで建造物を壊し、現実に反映させ存在をなくすのである。
しかしその真実を知るものはだれもいなかった...。
そして2030年5月13日事件は起こった。
愛知県C市のある中学校に異変が起きた。
そこで主人公は絶望的な体験をする...。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-01 18:04:38
2235文字
会話率:14%