-水たまり- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -

まだ、この世界に美しさが残っていた頃。 夜のカーテンに、水銀灯が溶けていく。 一瞬の風景の中に、 そんな気持ちが欠片でもあったなら。

19歳になるまでの詩です。 せめての若々しさを味わってください。 とは言いつつも次回投稿は多分三月です。 入試が終わるまで、ね。

　本庄由宇は競艇好き。 最近その魅力にどっぷりとはまり、賭け金がどんどん増えていた。 　しかし今月彼は競艇で負けに負け、大赤字であった。 そのせいで同僚にも心配されてしまい、彼自身もそんな状況が嫌になっていた。 「未来が見通せればいいのにな……」 　本庄はそんなことを思いながら競艇場からの家路についていると、虹色に光る水たまりを発見する。 そして、その水たまりにて彼は不思議な出会いをする。 その出会いが彼の人生を大きく変えるとも知らずに……。 ※今2045年問題を重点的に更新しているため、こちらの更新は不定期になります。ご承知おきください。折りたたむ>>続きをよむ

晴天の道を歩く僕は、昨晩の雨降りを思い出す

日々の徒然～あえて言わないこと見過ごしてること記憶の端に留めないこと 当たり前をことばに

俺の住んでいる地域には、昔、大勢のカッパが川を伝って、流れ着いたのだという。 それ以降、水に関する事故はカッパの仕業だと噂されていた。 ある雨上がりの日。俺の父親は下校途中に、長靴を履き、水たまりで遊んでいるクラスメートを見かけたようだが……。

移動のための所要時間。僕がこの世で一番嫌いなものだ。 集合する時間に間に合わせるため、本来ならば気ままに過ごせる時間をわざわざ削らねばならない。 その苦痛をなくすことができないかと、考えていた矢先、友達の移動手段を体験することに……。

毎日毎日が授業とバイト、たまにサークル… しょうもない大学生活を送っているのが俺、松木康太だ。最近の趣味は街のグラフィティアート鑑賞、彼女無し、しかしコンビニ接客で人とはよく話せる。どうでもいい。今日もいつも通りにバイトからの帰り道で自転車に乗っていると何やら怪しい連中が人通りの少ない路地裏で壁に絵を書いていた。新手のグラフィティアートだと思い近づき、初めて生のグラフィティアートを描いているのを見れると思い声をかけてみたら焦ったように取り押さえられてしまった。大声で叫ぶがさすが路地裏、誰も来ない…いよいよやばいと思った瞬間壁の絵が輝き始めそこから記憶はなくなって行った…目を覚ますと知らない荒野、知らない動物、そして水たまりに写った知らない自分…いったいどうなるんだろ…折りたたむ>>続きをよむ

　菜奈子にとって、海は魔法の水たまりだった。海は大きな水たまりのようなもので、菜奈子の住む日本だけではなく、世界中のすべての国がその水たまりの中にあるのだと聞いていた。 　だが潮風を嗅いだ瞬間、キラキラと輝いていた海のイメージが、泥まじりの汚い水たまりに変わってしまった。

外では雨が降っている。ただそれを見て、止むのを待ち続けることが、本当に正しい選択といえるのか？

広田真希、二十五歳。 大手総合電機メーカー　テクニカ、先端研究所新人研究員。 亡くなった母をこよなく愛する父と二人暮らし。 家と研究所を淡々と往復する日々は、やがて少しずつ変化して――

雨と水たまりで作ったお話。

それは体育の授業があった後。 脱いだ制服が、びっしょりと濡れていた。水たまりができるくらいに。 誰がこんなことをしたのか。 不可解な現象に対し、女子の一人が、この地に伝わる怪談を話し出す……。

その地方の水たまりは、忌み嫌われる存在だった。 たまった水に、卵がうえられ、蚊が大量に出てくるのだ。 蚊は世界で一番の殺人者である、地獄の使い。 彼らの発生を食い止めるため、足元にある地獄の処理は、子供たちに託された……。

過去、別サイト様で書かせて頂いた詩作品となります。こちらにも置かせて頂きたく思い、失礼致します。

細いアカシアの木が一本

学校帰り、駅とは真逆の方向へ向かう彼を見て気になって後を追いかけてみた。苔に蒸されて、雨上がりのきらきら光る水たまりのあるその階段を登りきった先には、大きな鳥居。その先には、熱心に何かに手を合わせる彼の姿があった。彼は何を祈っているのか、何を思っているのか。しかし、気になる彼のことを考えているだけの私にも危機が迫る。

転校生の美少女を追って舞たちが辿り着いたのは水たまりのある路地裏。彼女のすがたは既になく、同行していた幼馴染の一人まで消えてしまった。突然意識は途切れて、気付くとそこは異世界だったーー 異世界では異形の鳥人のすがたに変質してしまっていた舞たちは、元の世界に戻ることが出来るのか。 毎週日曜日に更新予定です。

静かな雨の日の帰り道。 とある男の子と女の子のお話です。

きみだった君の水たまりから、虫が生まれた。

雨が降ったみたいですね。

最初はファンタジックな感じのショートショートです。

Ｑ「鏡・針・ガラス・タンス・白・犬・ワイン・ティーカップ・時計・ラヴェンダー・ブラウン管・雨・水たまり・塩・新月・モノクロ・扉・レンズ・声・ひまわり」 　これらの文字をすべて文中に用いて、小説を書きなさい。 ＊＊＊＊＊ というお題をいただいて昔に書いたものです。多少の改稿をしていますが、ほぼそのままです。 あなたならどんなストーリーを思い描くのか、考えてからお読みいただくのも楽しいかと。

会社勤務の一般人(ゲーム・アニメ好き)の　音無　雫(おとなし　しずく)。 帰り道に見かけた水たまりに引っ込まれ異世界へと降臨。 武器なし・金なし・仲間なし！！ 家にあるグッズの数々を考え一秒でも早く帰りたい彼女の行く末は――――――！？ 『はやくおうち帰りてぇ…』

　　　　　＜創作メモ＞ ●　風―――夏にあって、一陣の風に秋を感じた。 ●　水たまり―――カッパ、魔者、不思議、吸い込まれる感じ、太古、中世人の意識。 ●　一点透視法の世界―――ポプラ並木の風景、ベランダからの風景、 ●　ニセアカシヤのトンネル―――木々に包まれる感じ（頭上に木の意識） ●　広場の紅葉した草―――あの朱色、太古の太陽の色。 ●　朝のスズメ―――昼間とは違う懸命に生きる姿、虫を追っている、住み分けている。 ●　猫をからかうオナガ―――笑い声のような叫びで、猫を木の上からからかっていた。 ●　エスニック―――ＣＤの原始の人の感情の記憶、 ●　目、耳、皮膚、あらゆる感覚を小説のためにではなく、一日へ、印象へかたむけ、異化体験をさぐること、惑星ソラリスのように。　折りたたむ>>続きをよむ

ある雨の日の出来事。

「さて、あなたが生まれてきた理由はなんですか？」 そんなこと、聞かれても正直困りますよね。でも、自分が生まれた理由、生きる理由ってなんだろうってふと考えること、あると思います。一読していただけると幸いです。作風を変えてみました。珍しく、恋煩いは置いといて。

　実家の神社から出て会社に勤める彼女は雨の日が嫌いだ。

★剣？　魔法？　魔物？　依頼？　討伐？ 　そんなものよりも微生物。 　そもそもの話、僕は微生物を愛でていたいのだよ！★ 　三度の飯よりも微生物の観察が大好きな院生は、地球ではない場所の、土薫る雨上がりの草原にいた。土の香りがする、これは非常に重要なことだ。実は雨の後に漂うあの匂いは、土に住む微生物の産物だ。その匂いを感じる、それはつまり、ここにも微生物は間違いなくいるということなのだ。 　草原に残る水たまりを覗けば、様々な微生物たちがいた。この星の微生物たちも、地球となんら変わりなく神秘的な造形をしている。光に透けたもふもふの繊毛、水をかき回すように力強く振るわれる鞭毛、水に漂うことに適した無駄のない形……試験やレポートの心配もなく、ひたすら微生物の観察できるこの世界は―― 　――あぁ、なんて幸せなんだ。 「こんなところで何をしているんだ？」 「……観察の邪魔だ、あっちへ行けよ」 　邪魔をしてきた人物を睨み付けたが、視界に入ってきたのは馴染み深い哺乳類な人類ではなく、鱗を持つ爬虫類型の人類だったのだ！ 「――あ、これは常在菌かな」 　彼の鱗に住む微生物を発見した。初めて獣人に出会ったが、それはとにかく、やはり微生物は良いものだ。 「……俺の鱗がそんなに気に入ったのか？」 ★★★ 　世話好きな獣人（竜種）や、相棒となった精霊（液体）、いたずら好きの妖精（草花）といった者たちに観察の邪魔されつつも、「現代知識」と「神に願った3つの能力（道具がなくとも微生物を見ることができる能力、食事の時間も惜しいので飲食不要、体調不良で観察できないのは困るので過酷な環境に対する耐性）＋オマケ（筆記用具など）」を活用しつつ、欲望のおもむくまま、気の向くまま、町で部屋で草原で森で洞窟で、ところかまわず微生物の観察をし、微生物をスケッチしたり、微生物を培養したり、微生物の観察をしたり、微生物を観察したり、アウトドア系インドア派なマイペース生活を満喫しようとする、微生物にしか興味が無い者の、ぐだぐだまったり日常系な話。 ★更新は、落ち葉が醗酵して腐葉土になる並にゆっくりです。気長にお待ちください。★折りたたむ>>続きをよむ

かなしみってどこからやってきてどこへ行くのだろう

２０１３年７月アルファポリス様にて、書籍化されました。応援いただきましてありがとうございました。 書籍化に伴い本編と外伝・番外編一部を削除させていただきましたm（　）m。 １８歳の時、とある場所、とある状況で出会った自称「白馬の王子」とは、「次に会ったときにお互い覚えていたら名乗る」と約束した。 入社式で再会したものの、王子は気付かない。まあ、私、変装しているしね。５年も経てば、時効でしょ？お互い、「はじめまして」でノープロブレム・・・のハズ。 やたら自立志向のオトコ前お嬢を　王子になり損ねた御曹司が　最後には白馬に乗ってお迎えにいくまで・・・。 書籍化に伴い削除したものの、割愛されてしまった部分を「その一年のエピソード」として章立てして再掲載します。若干手を入れてあります。 ２０１４年５月、「通りすがりの王子２」刊行予定です。しました。折りたたむ>>続きをよむ

主人公は、あるベンチで1人の男に出会う。 そして、人間の流す涙を知る…

涙の水たまりは、私の涙。

小学５年生の女の子、稲荷アヤメの正体は800歳の化け狐だった。しかし、それが災いしてか人間の子どもとうまくなじめない。先日、同級生の奏斗に誘われて、彼の幼馴染である舞と３人で遊んだアヤメだったが、アヤメと舞の仲はその時からギクシャクしていた。アヤメは人間関係がうまくいかない腹立たしさを雨上がりの水たまりにぶつける。すると泥の中からドロドロしたところに現れる妖怪ドロドロがあらわれて……。 ☆ひだまり童話館さま「とろとろな話」参加作品です。 ☆大人になった奏斗とアヤメの話（本編）を連載予定です。 折りたたむ>>続きをよむ

エッセイを書き綴っていきます。 下記ＵＲＬのブログにて掲載。 http://gushax2.hatenablog.com/

友人とともに家路についていた高校生の少女は、雨の降る中、大きな水たまりに落ち異世界へと飛ばされてしまう。そんな彼女を拾ったのは、研究一辺倒の少し気難しい研究者の男だった。 他人にあまり興味が無い研究者の男と、異世界トリップした日本人少女のお話。

　穴のあいた長靴をはいて、水たまりに足をつける。 　びしゃん、と水が鳴く。 　降った雨は、私の涙。 　たまった雨は、私の悲しみ。

――おちていった。だからソレを掴みたかった。あいしているから。 すると気がつけば目の前にウサギが立っていた。 ウサギは言った。「Swallow me」と言った。 （昔書いた話を編集した分です。R18ではありませんが、今後お話が続いていくにつれ物語上、人によっては差別的であると感じられる単語が出てきます。勝手ではありますが、自己責任で閲覧お願いします。 不思議の国のアリスの舞台を一応モチーフにしています） （個人サイト『水たまり』とpixivでも同じ作品を投稿しています）

ひとつ年下の幼馴染は、いつの間にか、あたしの知らない“誰か”になっていく―― 淡い淡い、恋の始まりの話。前後編で完結します。

オーブントースターがいろいろしゃべる。

書きなぐり。 擬人化と物理法則。

桜井コーポレーション新入社員、佐久間文月は、少し苦手な男性社員がいる。何故って―― ２０１５年１２月、アルファポリス様より書籍化されました。永らく応援していただいた皆様、ありがとうございました。

こける女の子のかわいそうな日の話

―――この世の中にはさぁ、綺麗で、賢くて、性格も良くて、仕事も出来る『ワタシ達みたいな』女がごまんといるっての――― 前向きで強気な谷口　実里の、実は後ろ向きな恋愛事情。 「通りすがりの王子」のスピンオフです。 書籍化に伴い、２０１４年１０月１８日本編大部分を引き下げさせていただきました。応援いただきました皆様、ありがとうございました。

　遠い日に見た虹の美しさを覚えている。 　それに比べて、現実のこの自分の姿はどうだ。ジャクリーンは煩悶した。薄暗い街灯に立つ姿は、虹どころか夜鷹そのものでしかない。 　誰かを喜ばせる虹になろうと思ったのに。 　足下の水たまりにはネオンサインの虹が映り込んでいた。

我慢できない。 水たまりに飛び込むのと、きっと一緒。

恋じゃなく愛を探してる話

雨の中、ふと思うこと。ポエムのようですが、若干ホラーかも知れません。

　マリは自分だけの占いを持っている。 　幼いながら自分で編み出したそれは、水たまり占い。その性質上、雨後にしか出来ないが、なかなかの的中率を誇る。 　ここ数日ずっと降り続いた雨が止んで、マリは久しぶりに外で遊ぼうと家を飛び出した。 　だが、遊ぶ前に、まずは水たまり占いだ。

深い影によって、顔が見えない君は簡単に引き金を引けてしまう拳銃を握っていた。君の心はまるで壁だ、と言う白黒テレビは、そこにかつてあった「海の下にある街」で起こった出来事を静かに話しはじめる。