-晩夏- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -

琥珀は綺麗だ。 虫の死骸を閉じ込めたそれは、死骸とは思えぬほどに輝いて。目の前にある死に触れることなど出来ないから、琥珀は綺麗だ。 多分、前作の『晩夏、雨の残り香』と『晩秋、紅葉枯れ尽きて、そして』を読まないと意味がわからないです。シリーズにまとめてあるので

「君の死が、ただの有り触れたコンテンツとして誰かに扱われるのが嫌だった」 大切な恋人を三年前に亡くした『よる』は、コンテンツにされた恋人を見て嫌気がさし足を早めるも事故にあい意識を手放してしまう。 次に目を覚ましたのは、子供の頃訪れていた叔父夫婦の家がある港町だった。そこで死んだ恋人『あおい』に出会うが、現実世界の『よる』はまだ死んでおらずこの白昼夢の中の世界にに来た事を語る。 『よる』に生きてほしい『あおい』と、『あおい』と一緒に死にたい『よる』。しかし、『よる』はここに来るまで、大切な記憶を忘れてしまっていた。 これは、失った記憶を拾い集める、ひと夏の別れの物語だ。折りたたむ>>続きをよむ

秋が終わり、冬が来る。受験生たちの寒々しい修羅場の入り口で。秋をあんなにも彩った紅葉が、一人寂しく落ちていく。そして、残るのは。 拙作の『晩夏、雨の残り香』から話が繋がっております。

夏が終わる。その最期を看取る祭囃子が、雨の残り香を連れ去ってくれることを願った。でないと、とてもやりきれないから。

　退屈なほどに劇的な夏の一幕。 　上昇する僕と、地上から見上げる君。

夏の終わりをイメージしてみました。 Breviewと同時投稿です。

晩夏に、特急あずさで信濃路に入り、安曇野、白馬八方温泉を旅した時に見たものをつづった。

風の死んだ晩夏は、半宵の頃。 7月30日の夜空の下に立つ僕は、泥棒。 仕事納めのその日、僕は一人の不思議な少女と出会いました。 これは、ひねくれの僕と存在しない彼女を巡る、と季節遅れの七夕のお話。

若者の終わり、青春の終わり。

晩夏に残った一羽の蚊。どこへ往く。

造り酒屋の友人を訪ねた槙田は友人と酒を飲む。 息子を失った友人の悲しみに対し、友情から何かをしなければいけないと思う一方、 何もしないで、この場から逃れたいという気持ちに槙田は悩まされ、何も出来ぬまま、酒屋を後にする。

彼女が死んだ。 その知らせを受けたのはまだ暑さの厳しい晩夏の夜のことだった。 あれから3年、僕はまた彼女と出会う……

小さい頃からいじめられっ子で、皮肉な性格をしている主人公沙耶が、高校三年になり、俊達と出会うことによって幸せになっていく日常系小説

「私の、私だけの宝石は、今でも綺麗に輝いています。」 晩夏の頃、私は宝物を見詰めながら、昔の思い出に浸っていた。 槐(えんじゅ)ちゃんの宝物のお話。

夏の日暮れに秋の訪れを感じた

雨が過ぎて、白い雲が沸き立ち、涼しい風がふく。 もうすぐ秋が来るんだなぁっていう漢詩。

連日流れる暗いニュースに疲れた少女は、気分を変えに夕暮れの街を歩く。 ※この作品は「夏の瀬、夕焼け坂にて」の後のお話になっています。 合わせて読んで頂ければさらにお楽しみいただけますので、よければそちらもどうぞ。

東北のある地域には、夏の最後を彩る、燃える舟の風習がある。 少女と狐の、短い夏のある日の話。

アブナルナ王国の王都において表向きには存在しないスラム地区で汚れ仕事をして生計を立てていた青年レシル・ローエンはある日仕事に失敗し命を落としかけるが・・。 彼にはもっと恐ろしい影が迫っていた。 晩夏の夜に降り立つ”魔女”が王国を闊歩する。

祖父母の暮らす田舎に滞在中のとある夕食。 ご飯が美味いというのは、本当に幸せなことであると実感する。

夏の終わりに離婚した航平と友人の。

夏の終わり。夕暮れの街で、私は「彼女」に出会う。　　※この作品は、詩と小説の間のようなものとしてお楽しみ頂ければ幸いです。

友人がストーカーで。 そんな友人の日常と化したストーカー行為をいつも隣で眺めている俺はある日気が付く。 自分もおかしいと。

晩夏と初秋のこと、それに雑感を書かせていただきました。是非ご一読を！

涼しくなってきました。 会社の休憩室から見える景色はいつのまにか秋の装いです。

地元の建設会社で建設部の部長職にいる俺は、盛夏が過ぎて晩夏に入った日の夜、街のカフェから社長の須崎に呼び出された。頼みたい仕事があると言われて帰社し、社長室に入ると、渡されたのは社の関わった公共工事の不正な入札記録の書類と、データだった。検察には渡すなと堅く言われ、自分のデスクの奥へ仕舞い、鍵を掛けて隠蔽する。社を出ると、Ｄ地検の検事が待ち構えていたのだが……。

八月半ば過ぎの、盛夏が晩夏へ移り変わるとある一日、勤務先の会社の第二営業部の俺は午後一時過ぎに街のランチ店で遅い昼食を取っていた。上司で社の部長の古田から肉料理を奢ってもらい、食べ続ける。今日も残業させられそうなことを、目の前の上司から言われた。いろんな手を使って、たくさんの人間たちを動かしてきた古田を好きにはなれないでいる。そして食事後、社に戻り、仕事を始めたのだが……。

　こんなタイトルですが、登山の指南書などではありません。小説です。 　晩夏から初秋の話。

引ったくり犯の藤堂なつと、その被害者の老婆、セツは孤独だった。 孤独を持て余した二人は、奇妙な共同生活を始める。

晩夏、御堂杜惟は姪に見送られて家を出た。歩きながら思うのは、祝言を来年に控えた姪のこと、亡き人たちのこと。あるいは、失うばかりではない日常のこと。※「梅花の候」「新緑の候」続編ですが単品でも読めます。

宿題を進める夏休みの最終日。ふと思い出したおじいちゃんとの約束。 「八月が終わる頃にあの本を読みなさい」 僕は本を読み始めたが、眠りという名の夢の底へ沈んでいく。

―――１匹の猫の死に行き逢った。それがすべてのはじまりだった。追いかけてくるのは夏の終わる気配と死の匂い。そんなときに見かけた彼はいったい何者なのか？ 晩夏のトラウマティック・ホラー。 ※動物が事故に遭う描写があるなど、全体に暗く沈んだ作品です。人によっては不快感を覚える場合がありますので、苦手な方はご覧になりませんよう、ここに警告いたします。

在宅でライターをやっている俺は、晩夏、部屋である影に遭遇した。髪の長い女の影で、迫ってきて、俺に乗っかってから首に手を掛け、殺す。そして俺の死後、部屋を貸していた大家と賃貸業者が、部屋自体いわくつき物件であることを明かした。それから意外な結末が待っていたのだが……。

晩夏、時雨、怪しいいつもの中に、雷。

新宿の探偵事務所に所属する探偵の犬塚猟一、助手の有羽詠子。 行方不明になった息子の手掛かりを探ってほしい、との依頼を受け、東京都西部の山中、そこに在る廃墟へと向かう。 何という事のない人探し、のはずだったのだが。 そこで遭遇する恐怖。狂気。 二人は無事日常へ復帰することができるのか。

あれは雨の日、あなたは僕に生きる勇気をくれた。

第二章完結。3度目の人生を23番目の勇者から貰い、冒険者となったセツナとアルトが旅をしながら人と関わっていく物語。ドラゴンノベルス様より『刹那の風景5 68番目の元勇者と晩夏の宴』が３月５日に刊行しました。

　「日替わり創作お題」で出たお題で書いた。コレ、子供の頃やった事ある人居ると思う。何かワクワクした。でも案外近場に落ちるのでちょっとがっかり。晩夏の風の強い日だと意外に遠くに旅してくれるかも知れないが。 　「街にry」とタイトルと中身差替(10/28)。

「星、見に行こうぜ」 夏休みの終わりの頃。親友からの電話を受け、ミツルは夜に家を出る。

夏の終わりのなんともない風景。特に事件は起きません。往く夏を惜しみつつお読みください。

大学一年の夏休み。深条　隼佳（みじょう　はやか）は現在空き家である祖母の家に送り込まれ、一人で生活するには大きすぎる伝統的日本家屋の中で相棒のゆっちゃん（本名福沢諭吉　紙幣）と一ヶ月のサバイバル生活を強いられる羽目となる。孤独で眠れぬその夜、隼佳の前に、自らをこの家の護り神だと称する白銀の竜が姿を現す――――

彼女にはじめて逢ったのは高校三年生の晩夏―― 台風の影響で大雨の降った日の夕方、病院の入り口でぶつかった少女はびしょぬれで、硝子の靴ならぬシルバーのリングを落としていった―― 一目惚れなんてものは信じない。 そう思っているはずなのに、たった一度、ただぶつかっただけの少女のことが忘れられないなんて。 そして大学三年の春―― 山沖雅也（やまおきまさや）は【彼女】と再会した―― ★「Close to You」の男性視点の物語。 ※サイトにて掲載していたものを改稿してこちらに移動させました。折りたたむ>>続きをよむ

拓海は故郷に帰ってきた。10年と言う月日が変えてしまった世界。 死んだ街。死んだ目の友人、そして自分。出会ってきた都会の女と出会った田舎の女。ごくありふれた、よくある、ふつうのお話。

200文字小説です。

200文字小説です。

ラーさん氏の活動報告で、「二百文字小説企画【Ｅｓ】」というのを知りまして、勝手に真似をしてみました。はじめての２００文字です。

二百文字小説企画『Ｅｓ』 「晩夏の三日月を見上げ杯を交わす二人」 ・・・女心は複雑なのです。

二百文字小説企画『Ｅｓ』 「晩夏の三日月を見上げ杯を交わす二人」 ・・・平安の夜の、夏越の一幕。

二百文字小説企画『Ｅｓ』 「晩夏の三日月を見上げ杯を交わす二人」 ・・・あのー、先輩？　どういうつもり・・・なんですか？

第四回では、短歌を題材に描写。 Quote: 秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる 口語訳:秋が来たと、目にははっきりとは見えないが、（秋めいてきた）風の音に驚いたものだなぁ。