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ここはどこにもない世界。ここは、時の廻る場所。人間はその存在を知らないけれど、人間達の、夢や、物語が羽を休めていくところ。時と物語を司る守人の少女は、誰もいないその場所でただひとり、黙々と仕事を続けていて――。

*有森世生:アリモリ-セナは16歳、高校生。ごく普通の家庭で生まれ、育った。―――しかしいつからだろう。家族の中に自分の居場所が見えなくなったのは…。色々な出来事が重なり、次第に生きる意味が分からなくなっていく世生。そんなある日、居眠り運転者の起こした交通事故に遭ってしまう………気がついたら、世生は…!?

神父が出会った少年は、誰からも必要とされていない子供だった。しかし、神父は少年に居場所を与え、名前を与え、彼の生きるすべてを与えた。少年は神父に救われたし、神父もまた少年に救われていた。そんな二人の全てが詰まった共同生活を綴る。

ある日猫は恋をした。野良猫だった自分に居場所を与えた少女に。でも少女に思いはつたわらない、そして少女は病気で倒れた。でも猫は一生少女を愛し続けた。

ここは異世界の扉がたくさんある場所。三人の仲良しが学校に通っています。その中の一人、幸子が間違って異世界に踏み入れ、死ぬまでの話。

大学４年生。22歳の隆之は、クリスマスに彼女の美希ととある場所にいた。周りには光もほとんどない田園地帯。そこは隆之の親父が死んだ場所。10年前の今日ここで死んだ。美希のためにもささっと用事を済ませ、パーティー会場へ向おうとした時、美希が突然何者かに襲われた。咄嗟にそいつに殴りかかろうとする隆之に襲われた美希が言った言葉に隆之は動揺する。こいつが俺の・・・？

気付いたら、俺は見知らぬ森にいた。ここがどこなのか、何故俺はこんな場所にいるのか。そして、俺の大切な人は――。

この世のどこかに存在するという『狭間の監獄』。不適切・自殺・破滅…いずれかの原因で瀕死を迎えた人間の魂が迷いこむ場所。監守でもあり、死神でもあるハメツの使命は…その者達を在るべき世界へ送る事。全ての使命を終えた時、ハメツに何かが起こると言う。これは『ハメツ』と７人の人間という何処かに暗闇をもつ者達との物語…。

アナタには、『居場所』がありますか？これは、居場所を求めて彷徨う哀れな少女のお話。

夜。とある研究所での事件。「彼」の物語が「彼」の預かり知らぬところで始まったその場所は、ひたすらに黒い海だった。

日本のどこかにある閑静な住宅街。ベッドタウンに生きる、将来に夢も希望も見い出せない男のストーリー。彼の生き甲斐は、お金や場所を必要としない…ただの妄想であった。妄想という名の現実逃避。ちょっぴり切ない妄想族を描いた『妄想癖』。どうぞお楽しみ下さい。

自分だけのお気に入りの場所でボーッとしながら空を見ていた「藤崎大樹」そんな時、同級生でもあり、幼馴染でもある岸本愛子が来て……

僕は見てしまった、行方不明の兄の隠れ場所を。僕にしか分からないソファーの価値、中に何が入っていると思う？

「顔も名前も居場所も判ってる。殺すのは簡単だ。問題は――順番だ。」二人で一対となった男女７組。錠となる女と、鍵となる男。目に見えぬ黒炎の様な狂喜が、小さな街に渦巻き始める―。

忘れたくない思い出があった。忘れたくない場所があった。けれど暗示をかければかけるほど忘れてゆく。失いたくないと思う程、記憶に霧がかかってゆく。ねぇ、覚えていてくれますか？

場所もわからぬ暗いところ……全てが暗いその中で、染まる色は赤と青。

東京のとある建物の地下にギャンブルに飢えた狂人達が集まる場所があった。その場所は『アンダーグラウンド賭博場』と呼ばれている。その中にある1つ『ポーカー』へと足を運ぶ1人の男を見てみましょう……

ある日突然、ある場所で明希が出会ったのは、死んだ筈の賢太だった―――

昔、医大生に助けられたことから、医者を志した柊一は、ある時、事故に合い、気づくとまったく別の場所にいた。

主人公篠崎とその友達、相川、柿田、越谷は夏休みを利用して肝試しを含めた廃墟探険をする事にした。探険場所は今は廃墟と化していて地域住民からは悪魔が住み着いていると噂されている“呪いの養護学校”だった…。怖がりな越谷が柿田に脅かされ、先に養護学校に入ってしまい、篠崎、相川、柿田の3人で一緒に校舎の中へ入った。篠崎は1組の教室を探険していた。すると彼にある恐怖の出来事が起こり、彼は一目散に出口へ行く。しかし、彼らに残酷な運命が待ち受けていた…

僕は雪の降る中、君のいる場所に向かっていた。君のために用意した花束を持って……。ちょっと切ない『愛情』をテーマにした話です。（あくまでもそう言いきります）

私は、ごく自然なように或る場所へ向かった。そこには善意の躍動が有るという。そこで、私は人生観を変える形容詞が見あたらないような体験をする。

南極探検で有名なノルウェーの冒険家・アムンゼン。彼が人生で一番「寒い」と感じたところは？

ある時、お互いに他人である3人が、それぞれ別の場所で定期券を拾った。その定期券は過去に怨みを持つ呪いの定期券だった…

両親の不仲から、家族がバラバラになってしまった主人公のマイ。自分の居場所を見つけたいと強く望むマイは、同じような境遇で育ったユウジと出会い、恋に落ちた。普通の幸せな家庭を作りたいと夢見る二人の恋の結末はハッピーエンドか？それとも…！？

有名進学校に入学した少女の初めての挫折、苦悩。そしてそこから得たもの。思春期にありがちな葛藤をテーマにしています。

９月２１日の夜、２つの場所で起こるちょっとした出来事。

修学旅行の夜に、こんな綺麗な海の見える場所に呼び出されたりなんかしたら、例え相手がガキンチョの頃から知っている幼なじみの優一だとしても、胸が高鳴ってしまうのもしょうがないじゃないか。……いや、優一だとしても、というのは実は正しくない。“優一だから”、ドキドキしてるんだ。

『キス』にまつわる、10組の恋人達のエピソード。時には甘く、時には苦く――『キス』は、その時の気持ちや雰囲気、場所によって味を変える。これは、ドラマティックだけれど、どこか日常的な『キス』のお話。

日本一のピッチャーになりたい。日本一のバッターになりたい。二人が選んだ道は違ったが、目指す場所は同じ。和也と拓真の球児物語。

気がつくとここにいた。いつの間にか知らない場所にいる。そしてそこで鍵を探さなくてはいけない、そうしないとみんな死ぬから・・・・・

僕は毎朝同じ時間に駅に着き、同じ場所に立って電車を待つ。建前は学校に行くため。本音は……君に逢うため。

真っ白な女の子は、おかあさんが大好き。危ない村を出て、しあわせになれる場所を探し出して、おかあさんとまた一緒に暮らすのが夢です。犬頭のカカシや、首吊りの樹や、大きなザリガニと出会いながら、女の子は夜道を進みます。おかあさんから貰った一枚の銀貨を、握り締めて。

『紅葉』をテーマにした小説コンテストに出品した作品です。主人公が以前付き合っていた女の子と再会する、ただそれだけの話です。切ない想いが伝わればと思います。

……はぁ。何故俺がこんな場所に居るんだ。静かに暮らしたかったのだがなぁ。だが、来てしまった物はしょうがない。早々と終わらせ、帰るとしようじゃないか。あの鬼共に勝てるかは、わからないのだが。

現実の世界と別の世界が混在している主人公のおはなしです。わかりにくいという声を受け少しずつ手直ししています。

元刑事の私立探偵、村瀬佳奈子がいろいろな場所でいろんな事件に巻き込まれる。

現代、発展した工業や産業の中で、決して人目に触れることのない場所で研究されている生命体、『不老不死』。この物語は、心優しい不老不死の少年の心温まるストーリー。

一年の海外留学から帰ってきた主人公、修治には彰正という親友がいた。留学中もしばしば連絡を取り合っていたのだが突然それは途絶えた。帰国した修治が自分のアパートに戻ると、差出人の名のない封筒があった。その中には地図と鍵、そして親友彰正の名前があった。修治は部屋を片付けるよりも早くその地図の場所を目指す

男一人称、雨の日に喧嘩したカップル。場面は教室っぽい場所を想像しましたが得に指定は無いです

私の大好きな場所。それはおじいちゃんの部屋…。エリナはある日祖父の部屋であるものを見つける。

落ちてしまう事は簡単でとてもスピードが早い。大切な物は失ってから気付く。思春期の少女を描いた物語

2080年京都、初夏。50年に1度の竜神祭は、超常現象とともにこの世から最も遠い人間を連れてきた。伝説の陰陽道大家・日向宗家と、魔界最高層の魔神・紅竜毅を父母にもつ、紅眼緋髪の日向炎。現代の女子高生兼、由緒正しい永翠神社の巫女をも務める、浅田みどり。各々が自らの宿命と立ち向かい、やがて皆同じ場所へ辿りつくことになる。ひとつの時空石が紡ぐ、1000年の物語。

伊達龍とドラキュラの生活を書いたものです。学校や家など色々な場所での出来事を書いています。他にも色々と展開があります。

突然見知らぬ場所で、ジョンという名で呼ばれた石松青人（いしまつあおと）。蹴り転がされ、足蹴にされた青人を見下す二代目魔王セイブル。彼女が青人の首に填めた金属の輪に込められた意味とは。

春に出会ったあの人のコトが忘れられなくて、空がいつもより広い日には、家を抜け出してあの場所に行く。

この物語は、実際に体験した夢の話。俺が体験した、摩訶不思議な話し。ある日見た夢に出てきた白いドレスの女…。そして、シルクハットの男。６本の木が正三角形に生えている場所で、彼女は男と消えた。ただの夢？俺はその時はそう思っていた。しかし、約１年後。不思議な夢の世界に堕ちた。そして、【これは夢】【これは現実】【夢か現実かは、俺が決める】のキーワードと共に現実へ戻る道を探す事になる。それが、１年前の夢につながっていたとは…。

愛と死を早くして知り過ぎた少女。16才…子供にもなれず大人にもなれずただ居場所を求めて神戸に渡った。そこで見つけたものは…

悪夢をみてしまった。もしこれが正夢ならば行かなければ。…あの場所へ…。

彼女との別れの場所へ向かう車内には、大好きなあの曲が流れていた。ちょっと不思議で切ない、夏の終わりの物語。